ポリスチレン 原料安と食品包装需要増で好環境

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2018年12月17日

 ポリスチレン(PS)は、原料ベンゼン価格が軟化傾向にあること、またPSPなど食品包装向けが堅調なことから好環境となっており、良好なスプレッドを確保できる状況だ。PS価格は原料ベンゼンのアジア契約価格(ACP)やナフサ、また為替などを前提に四半期ごとの価格改定を行っている。

 昨年末から今年2月にかけて原油価格に連動してACPが上昇したため、PS価格は1Q(1―3月期)と2Q(4―6月期)は値上げとなった。その後ACPは高値安定となり、3Q(7―9月期)と4Q(10―12月期)のPS価格はステイで推移した。

 ただ、10月以降は原油価格が急落したことに加え、誘導品の定修など需要が減少したことからACPは下落基調となり、11月は785ドル、12月は660ドルで決着。4Q(10―12月期)の平均価格で見ても、3Q(7―9月期)から91.7ドルの下落となった。そのためPS価格は、来年1月の改定では値下げとなる見込みだが、改定幅については慎重に判断しているようだ。一方、需要についてはほぼ前年並みで推移している。

 スチレン工業会の発表によると1―10月では、フォームスチレン4%増、雑貨・産業用途は5%増と堅調に推移し、食品包装は2%減、電気・工業用は4%減とマイナスとなった。特に電気・工業用は米中貿易摩擦の影響などにより家電生産が減少したことを受け10月は10%減少している。

 食品包装用途はOPS(二軸延伸ポリスチレン)が、一部PETなどへの代替が進んだこともありマイナスだが、調理済み食品などをテイクアウトし家で食べる「中食(なかしょく)」ブームに加え、「個食化」も進んでおり、レンジアップ用容器向けにPSの使用量が増加傾向にある。冬の需要期を迎え12月に入っても出荷は堅調に推移しているもようで、今年(暦年)の内需(国内出荷+輸入品)は昨年並みの70万t弱となる見込みだ。

 一方、来年以降については、原油価格の乱高下による原料価格の変動や、経済減速による消費の落ち込みが懸念材料。中国旧正月休暇前後でベンゼン市況が動く可能性もあり、今後の市場動向が注目される。

ポリスチレンの1-9月の国内出荷 前年並みの49万3000t

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2018年10月18日

 日本スチレン工業会が17日に発表した生産出荷実績によると、1-9月期のポリスチレン(PS)の国内出荷は、前年同期並みの49万3000tとなった。同日開催の定例会見で佐藤公会長(PSジャパン社長)は

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ポリスチレン 10月の価格改定は3Q並みで決着

2018年10月3日

 ポリスチレン(PS)の各メーカーは、原料のベンゼンやナフサ、また為替などを前提に四半期ごとの価格改定を行っているが、10月の価格改定では3Q(7‐9月期)並みの価格で決着した模様だ。

 9月のベンゼンACP(アジア契約価格)は

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日本スチレン工業会 8月のPS国内出荷は3%増

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2018年9月20日

 日本スチレン工業会がこのほど発表した需給実績によると、8月のポリスチレン(PS)の国内出荷は、前年同月比3%増の5万2700tで、5カ月ぶりにマイナスとなった前月からプラスに転じた。

 用途別では、包装用が

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日本スチレン工業会 7月のPS出荷が5カ月ぶりに減少

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2018年8月23日

 日本スチレン工業会がこのほど発表した需給実績によると、7月のポリスチレン(PS)の国内出荷は、前年同月比2%減の5万7500tで、5カ月ぶりにマイナスとなった。

 用途別では、包装用が同四4減の2万5800t、電機・工業用は同1%減の8300t、雑貨・産業用は

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