デンカは13日、新型コロナウイルス感染症の患者を対象とした抗インフルエンザウイルス薬「アビガン錠」(一般名:ファビピラビル)の原料となる「マロン酸ジエチル」の生産を今月16日より青海工場(新潟県糸魚川市)にて開始すると発表した。
同社は、新型コロナウイルス感染症への対策を社会的責務と捉え、生産設備の立ち上げ準備を最優先で進めてきた。今後も関係各方面と連携し、日本政府が緊急経済対策として決定した「アビガン」の備蓄量200万人分拡大に向け、5月末~6月にかけて出荷を開始し、確実な原料供給を行っていく考えだ。