レゾナック・ホールディングス 本社オフィスを統合、汐留ビルディングに

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2023年4月6日

 レゾナック・ホールディングスは、コミュニケーションの活性化を目的に、7月1日に現在2拠点に分かれている本社オフィスを統合し、東京汐留ビルティング(東京都港区)に移転する。

 同社グループは今年1月、昭和電工グループと昭和電工マテリアルズグループ(旧日立化成グループ)が統合して発足。現在、本社機能は大門オフィス(旧昭和電工本社)と丸の内オフィス(旧日立化成本社)の2拠点に分かれている。これまでも両オフィスの効率的な部門配置や、従業員の交流に取り組んできたが、グループ内で働く人々の接点を増やし、従業員の共創をさらに促進するため、本社を統合し移転することを決定した。

レゾナックHD、世界トップの機能性化学メーカーへ

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2023年2月27日

戦略・個の能力・組織文化の3つで企業価値向上

 レゾナック・ホールディングスは先日開催された決算会見において、髙橋秀仁社長が「共創型化学会社」に向けた取り組みを説明した。同社は今年1月、昭和電工と昭和電工マテリアルズ(旧日立化成)が統合して発足。社名はレゾネート(共鳴する)とケミカルのCを組み合わせており、共鳴することで共創型化学会社を目指している。

髙橋秀仁社長

 パーパスとして掲げる「化学の力で社会を変える」について髙橋社長は「化学が地球環境に負担をかけてきたことに真摯に向き合い、イノベーションによって社会を良い方向へ変化させたいというコミットメントを表した。先端材料パートナーとして時代が求める機能を創出し、グローバル社会の持続可能な発展に貢献する」と語った。目指す姿である「日本発・世界トップクラスの機能性化学メーカー」への変革を進み続け、世界で戦える会社、持続可能なグローバル社会に貢献する会社、国内の製造業を代表する人材創出企業になる施策を打っていく。

 マテリアリティの1つ「責任ある事業運営による信頼の醸成」に向けては、2025年までにポートフォリオ変革にめどをつけ、万全な収益基盤を構築する。髙橋社長は「2、3の事業を切り離し、2、3の事業を取り込めれば、当面は理想的なポートフォリオが実現できる」と示唆した。これまで8事業を売却しており、さらに切り離す事業については的確なタイミングでスピード感を持って対応する。業界再編が必要な事業については議論をする場が整い次第テーブルに着くとした。

 取り込む事業については、相手企業と関係を築きウィンウィンのフォーメーションを継続的に話し合っていく。髙橋社長は「半導体・電子材料の分野は日本が勝てる最後の分野だ。相当の規模をもった企業が生まれるべきだと信じており、そこに向けて全力で邁進する」と力を込めた。

 一方、企業価値向上については「CEOとして最大の仕事」とし、①ポートフォリオ改革、②個の能力、③組織文化の3つを掛け合わせることで、EBITDAの額の向上とマルチプル最大化を目指す。

 ①では、石化中心の総合化学メーカーから、世界で戦える機能性化学メーカーへと進化する。社内外ですり合わせをして顧客の求める最適な機能を創り出す「共創型人材」が機能性化学メーカーになるうえで不可欠であると指摘し、「ポートフォリオ戦略に適切な人材を育成することが私のミッションであり、これこそが当社の人的資本経営の根幹だ」と強調した。

 ②では、個の能力を引き出すためのマネージャー教育、「コングロマリットディスカウントを最小化することに資する」社内人材の流動化などを説明。また、共創型コラボレーション研修では360度評価を導入し、心理的安全性、無意識のバイアス、傾聴力、発信力、議論を仕切る力など5つのソフトスキルを向上させていく。

 ③では、HR組織全体でパーパス/バリューの浸透に取り組む。昨年、髙橋社長とCHROで世界70拠点を回り、タウンホールミーティング(61回)とラウンドテーブル(110回)を実施し、1100人超の社員と対話した。今年はさらに進化させ、双方向の課題解決型のコミュニケーションの場を創出していく方針だ。

 最後に、マテリアリティに基づく人材KPIの可視化に取り組むと明らかにした。髙橋社長は「統合報告書などを通して段階的にアップデートしていく。最終的には非財務KPIが財務KPIにどのように結びつくかについて、関係性を開示したい」との考えを示した。

レゾナック 6インチSiC単結晶基板、日経優秀製品に

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2023年1月10日

 レゾナック・ホールディングスはこのほど、レゾナックの6インチ(150㎜)SiC単結晶基板が、「2022年日経優秀製品・サービス賞 最優秀賞」を受賞したと発表した。

SiCインゴット SiC単結晶基盤

 同社は、SiCパワー半導体に “レゾナック 6インチSiC単結晶基板、日経優秀製品に” の続きを読む

レゾナック・ホールディングス(昭和電工から商号変更) 人事(2023年1月1日)

2022年11月10日

[レゾナック・ホールディングス(昭和電工から商号変更)・人事](2023年1月1日)▽リスクマネジメント部長、常務執行役員最高リスク管理責任者(CRO)上口啓一▽解兼常務執行役員エレクトロニクス事業本部設置準備室長、同役員山下祐行▽解兼執行役員機能材料事業本部設置準備室長、執行役員片寄光雄▽解兼同役員モビリティ事業本部設置準備室長、同役員石井義人▽解兼同役員最高製造関係業務・技術責任者(CMEO)最高品質保証責任者(CQO)兼保安対策委員会委員長、同役員最高製造関係業務・技術責任者(CMEO)最高品質保証責任者(CQO)飛戸正己▽執行役員最高技術責任者(CTO)福島正人▽経営企画部長徳安孝寛▽レゾナック理事CDO付仁井裕之▽IR部長藤崎一彦▽財務部長津田能孝▽税務部長永田晶子▽会計部長新保豊貴▽組織・人材開発部長萩森耕平▽人事オペレーション部長明智正樹▽カルチャーコミュニケーション部長鈴木貴志▽法務部長土井淳▽研究開発企画部長脇坂安顕▽退任(サンアロマー社長)、同社相談役山田一成▽サンアロマー社長高岡博。

昭和電工 来年1月1日に「レゾナック」へ、株主総会で承認

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2022年9月30日

 昭和電工および昭和電工マテリアルズは29日、2023年1月1日に統合し、持ち株会社の「レゾナック・ホールディングス」と、事業会社の「レゾナック」に移行すると発表した。同日開催された臨時株主総会において、持ち株会社体制へ移行することが承認された。

 同社グループは、統合新会社の誕生を「第2の創業」と位置づけ、世界トップクラスの機能性化学メーカーを目指してさらなる改革を進める。