三井物産 シェブロンとループ状地熱回収の実証試験開始

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2023年6月29日

 三井物産はこのほど、100%子会社の三井石油開発を介してシェブロン・ニュー・エナジーズ・ジャパン社と新たな地熱回収手法「アドバンスト・クローズド・ループ(ACL)技術」を使った実証試験を開始することで合意した。

ニセコ地域の従来型地熱調査用井の掘削

 ACL技術は、

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出光興産など 秋田県の地熱発電所、経産省が重要開発地点に

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2023年5月9日

 出光興産、INPEX、三井石油開発はこのほど、3社が出資する小安地熱が秋田県湯沢市において建設している地熱発電所「かたつむり山発電所」(出力1万4990㎾、運転開始予定2027年3月)が、地熱発電所として初めて「重要電源開発地点の指定」を受けたと発表した。今回の指定は、「重要電源開発地点の指定に関する規程」に基づくもの。

秋田県湯沢市 かたつむり山発電所建設地点

 「重要電源開発地点の指定」は、

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出光興産など3社、秋田県湯沢市に地熱発電所を建設

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2022年6月7日

 出光興産、INPEX、三井石油開発は6日、秋田県湯沢市に おける地熱発電所「かたつむり山発電所」(出力:1万4990㎾)設置計画について、建設段階に移行すると発表した。発電所は、小安地域の蝸牛山(かたつむりやま)中腹に建設し、3社が出資する小安地熱が運営する。運転開始は2027年3月を計画している。

「かたつむり山発電所」ロケーション

 3社は

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出光興産など 秋田県で地熱発電に向けた噴気試験を実施

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2018年10月10日

 出光興産・国際石油開発帝石・三井石油開発の3社は、2011年から地熱開発の共同調査を行っている秋田県小安地域で、掘削した井戸の能力を把握するため、9月28日~10月18日(予定)にかけて噴気試験を実施している。

 小安地域では地下資源の探査・井戸の掘削・蒸気の供給など地熱開発のノウハウを有する3社が共同で開発に取り組んでいる。

 噴気試験の実施目的と内容については、5~9月に掘削した試験生産井A-1とA-2号井で噴気試験を実施。実際の生産井と同規模の井戸で、1~2週間の連続噴気により生産能力を評価する。

 同試験を通じて井戸の噴気能力(蒸気量)、地下温度、地熱流体の化学成分、井戸周辺の透水性などについて検証作業を行う。今後は、18~21年度にかけて第3段階の調査(①生産・還元試験、②貯留層能力評価、③環境影響評価など)を実施していく。

 日本には豊富な地熱資源が存在しており、米国、インドネシアに次ぐ世界第3位のポテンシャルがある。

 地熱発電は天候に左右されずに安定的な電力供給が可能な再生可能エネルギーとして注目されており、東日本大震災以降、国立・国定公園内の地熱開発にかかる規制緩和や再生可能エネルギー固定価格買取制度施行に伴い、現在、国内各地で調査・開発が進められている。

 出光興産はエネルギー事業での環境負荷低減へ向けて、地熱などの再生可能エネルギーを今後も推進していく考えだ。