三菱ケミカル エポキシ樹脂など値上げ、原料価格が高騰

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2022年6月27日

 三菱ケミカルホールディングスグループは24日、エポキシ樹脂およびエポキシ硬化剤について、7月1日納入分から値上げすることを決定し取引先との交渉を開始すると発表した。対象製品と改定幅は、ビスフェノールA型/F型エポキシ樹脂が「68円/kg」、それ以外の特殊エポキシ樹脂が「23~210円/kg」、エポキシ樹脂硬化剤類が「38~600円/kg」。

 今年に入り、当該製品の主原料であるビスフェノールAやエピクロルヒドリンの価格高騰が続いている。同社は、原燃料価格の上昇に伴うコスト上昇分を自助努力のみで吸収することは困難であることから、今後の安定供給体制を維持するため、値上げせざるを得ないと判断した。

【変革に挑む注目企業特集】三菱ケミカルHDグループ

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2022年6月18日

執行役エグゼクティブバイスプレジデント 池川喜洋氏

脱炭素化には巨大な投資が必要、石化業界の再編を主導

 三菱ケミカルホールディングスグループは、昨年12月に新経営方針「Forging the future 未来を拓く」を発表。執行体制のスリム化に加え、思い切った事業の選択と集中を行うと宣言した。石油化学事業と炭素事業のカーブアウトを打ち出し、

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三菱ケミHDグループ バイオエンプラがスズキ車のフロントグリルに

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2022年5月24日

 三菱ケミカルホールディングスグループは23日、バイオエンプラ「DURABIO(デュラビオ)」について、スズキの「S‐CROSS」のフロントグリルに採用されたと発表した。「S‐CROSS」は昨年12月に販売を開始。なお、「デュラビオ」 がスズキの自動車の外装部品に採用されたのはこれが初となる。

「デュラビオ」がフロントグリルに採用されたスズキ「S-CROSS」

 「デュラビオ」は、再生可能な植物由来原料であるイソソルバイドを使用したバイオエンプラで、耐衝撃性、耐候性、耐熱性などの点で、一般的なエンプラよりも優れた性能を有している。また、発色性が良く、着色剤を配合するだけで、光沢のある高度な意匠性を実現する。さらに表面

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三菱ケミHDグループ 人事(2022年7月1日)

2022年5月9日

[三菱ケミカルホールディングスグループ・人事](7月1日)▽▽オペレーション(Americas)本部長マイケル・ボルテン▽オペレーション(China)本部長野間元雅也▽技術統括本部長辻川昌徳▽サプライチェーン企画本部長柏啓太▽グリーントランスフォーメーション推進本部長馬渡謙一郎▽環境安全本部長吉住正浩▽プロダクトスチュワードシップ・品質保証本部長清川敦郎▽購買・物流本部長横田晶彦▽石化/炭素ビジネスグループ事業本部長筑本学▽同グループ戦略企画本部長三田紀之▽同グループ技術統括本部長荒川義貴▽アドバンストソリューションズビジネスグループインフォメーション&エレクトロニクス本部長下平靖雄▽同グループアメニティライフ本部長楠本匡▽同グループフィルムズ本部長江川洋介▽同グループアドバンストマテリアルズ本部長松尾弘樹▽同グループパフォーマンスポリマーズ本部長ルエル・フランク▽同グループAmericas本部長ランディ・クィーン▽同グループEMEA本部長ラルフ・ヴィンゼンツ・メイエル▽同グループChina本部長中道学▽同グループAPAC本部長伊藤能彦▽同グループ日本本部長西谷悌二郎▽ポリマーズコンパウンズ/MMAビジネスグループポリマーズ本部長倉沢義博▽同グループコーティング&アディティブス本部長西村友宏▽同グループ戦略企画本部長鈴木哲史▽同グループMMAグローバルテクノロジー本部長ニック・コーディングリー▽同グループMMAグローバルサプライチェーンマネジメント本部長三上裕司▽同グループPMMA本部長西村誠司▽同グループP&C_MMA APAC本部長香春光千夫▽同グループP&C_MMA EMEA本部長マルコム・キッド▽同グループP&C_MMA Americas本部長ティモシー・メイ▽ファーマビジネスグループ戦略本部長小林義広▽同グループ創薬本部長縄野雅夫▽ファーマビジネスグループ育薬本部長九鬼秀紀▽同グループ営業本部長吉永克則▽同グループ営業推進統括本部長倉垣康隆▽同グループサプライチェーン本部長川島一剛▽同グループQV本部長河野雅信▽同グループ米国欧州事業担当本部長川上泰利▽同グループアジア事業担当本部長ヤン・ズー。

三菱ケミHDグループ PVA製品群を再値上げ、需給がタイト

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2022年4月27日

 三菱ケミカルホールディングスグループは26日、ポリビニルアルコール(PVA)製品群について、5月9日出荷分から国内と輸出の取引価格を値上げすると発表した。対象製品はPVA「ゴーセノール」、PVA特殊銘柄「ゴーセネックス」および「ニチゴーGポリマー」、ゴーセネックスZ用架橋剤「セーフリンク」で、改定幅は国内価格が「100円/kg」、輸出価格が「1200ドル/t」または「1100ユーロ/t」。

 現在、PVA系樹脂の需給バランスがタイトな状況にあり、対象製品の供給が一層ひっ迫している。さらに、各種コストの上昇により、同社の事業収益は悪化が進んでいる。こうした中、同社は、安定供給を維持するために採算是正が必要であると判断した。なお、対象製品は昨年から断続的に値上げが続いており、今回の値上げは今年に入り3回目となる。

 

三菱ケミHDグループ 細胞培養関連のスタートアップに出資

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2022年4月26日

 三菱ケミカルホールディングスグループは25日、細胞培養領域における細胞・培地に関する製品やサービスを提供するスタートアップのマイオリッジ社(京都府京都市)に出資したと発表した。

 三菱ケミHDグループでは、再生医療等製品、

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三菱ケミHDグループ バイオ原料ポリエステル、欧州で特許が有効に

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2022年4月20日

 三菱ケミカルホールディングスグループは19日、バイオマス原料由来のポリエステルから得られるペレットなどを規定した欧州における基本特許について、複数の企業などから特許無効の異議申立を受けていたが、欧州特許庁により有効と判断する決定が3月16日付で発出されたと発表した。

 同特許は、

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三菱ケミHDグループ フィルム製品を値上げ、3月の価格改定に追加

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2022年4月19日

 三菱ケミカルホールディングスグループは18日、フィルム製品について、今月25日受注分から追加で値上げすると発表した。対象製品は、二軸延伸ガスバリアナイロンフィルム「スーパーニール」、二軸延伸ナイロンフィルム「サントニール」、透明蒸着フィルム「テックバリア」ONY系で、改定幅は3月に表明した価格改定に追加するかたちで「一連あたり300円(15㎛換算)」。

 原油・ナフサなどの粗原料価格やエネルギー費用の高騰などを背景に、原材料の価格上昇が続いており、事業採算を圧迫している。同社は、これまでも継続的なコスト削減に鋭意努力してきたが、現在の価格体系では安定的な製品供給が困難と判断し、追加の値上げを決定した。

三菱ケミHDグループ 化学プラントのDX、若手がけん引

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2022年4月18日

社員参画型で安全を追求、製造現場の変革目指す

 三菱ケミカルホールディングスグループは、DX(デジタルトランスフォーメーション)グランドデザインを制定し、ヒトとデジタルの協調による、持続可能な未来に向けた新しい価値創出への変革を掲げている。中でもスマートファクトリーの取り

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三菱ケミHDグループ イオン交換樹脂、合成吸着剤などを値上げ

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2022年4月14日

 三菱ケミカルホールディングスグループは13日、イオン交換樹脂「ダイヤイオン」「リライト」、合成吸着剤「セパビーズ」、HPLC用カラム・充填剤「MCI GEL」について、5月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「現行価格に対し、平均10%」。

 当該製品は、コロナ禍においても国内外ともに各用途での旺盛な需要に伴い供給が逼迫しており、今後の需要も堅調な伸びが予想される。一方、昨今の世界的な原燃料やエネルギーコストの高騰に伴い、各種原料・包装といった副資材、光熱費、物流費などのコストが上昇している。

 このような環境下、同社グループは、これまで安定供給や環境対策、品質・サービスの向上に取り組みながら継続的に合理化策を実施してきたが、自助努力だけではかかるコスト上昇分を吸収することは極めて困難であると判断し、今後も安定した供給を継続するために、価格改定の実施を決定した。