三井化学の4-9月期 市況高で増収増益、通期は最高益

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2021年11月8日

 三井化学が5日に発表した2022年3月期第2四半期(4-9月期)の連結決算(IFRS)は、売上収益が前年同期比39%増の7435億円、コア営業利益は同5.1倍の943億円、純利益は同7.7倍の739億円と、大幅な増収増益となった。

中島一取締役常務執行役員CFO

  その要因に、中島一取締役常務執行役員CFOは「コロナ影響からの回復と海外市況の上昇」を挙げた。

 数量面では、各セグメントはコロナ禍からの需要回復に伴い販売が大きく改善。自動車用途やビジョンケア・歯科材の販売が堅調に回復する中、ICT関連材料や農薬は引き続き販売を伸ばした。ビスフェノールAの海外市況は、需給環境がひっ迫したことから高水準を継続。

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三井化学 減収減益も下期需要回復見込み通期を上方修正

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2020年11月12日

 三井化学が11日に発表した、2021年3月期第2四半期(4-9月期)の連結決算(IFRS)は、売上収益は前年同期比21%減の5370億円、コア営業利益は53%減の186億円、最終利益は53%減の96億円だった。

中島取締役常務執行役員CFO
中島取締役常務執行役員CFO

同日に開催した決算説明会で、中島一取締役常務執行役員CFOは、「新型コロナウイルス感染症拡大の影響による需要鈍化の影響を大きく受けて、多くの製品で販売が減少した。加えて基盤素材事業でのナフサ価格の下落に伴い、在庫評価損の影響を受けた。こうした中で、利益項目はいずれも減益となった」と総括した。

 減収減益となった今期の決算だが、一方では同社が8月に公表した上期業績予想を各利益項目で大きく上回った。その要因について中島CFOは、

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三井化学 通期予想を上方修正、不織布需要が拡大

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2020年8月21日

1Qはモビリティ、基盤素材振るわず減収減益に

 三井化学の2021年3月期第1四半期(4-6月期)の連結決算(IFRS)は、コロナ禍による需要鈍化やナフサ価格急落による在庫評価損が響き、大幅な減収減益となった。売上収益は前年同期比26%減の2545億円、コア営業利益は同98%減の6億円となり、最終損益は23億円(同149億円減)の赤字だった。

中島取締役常務執行役員CFO
中島取締役常務執行役員CFO

 今年度の通期業績については、新型コロナウイルス感染症の影響など依然不透明な状況は続くが、中島一取締役常務執行役員CFOは、「各セグメントの現時点での想定しうる状況をあらためて精査した結果、前回発表値を上回る利益が確保できる見通しとなった」とし、各収益項目を上方修正した。売上収益は1兆1700億円(前回予想比250億円増)、コア営業利益400億円(同50億円増)、親会社所有者帰属の当期利益270億円(同70億円増)を見込む。

 13日にオンラインによる決算説明会を開催。中島CFOは上方修正の理由を期初予想時からの

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