信越化学の4-6月期 全セグメントの収益が上振れ増益

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2024年7月29日

 信越化学工業は26日、2025年3月期第1四半期(4―6月期)の連結業績を発表した。売上高は前年同期比微減の5979億円、営業利益微増の1910億円、経常利益1%増の2198億円、純利益6%減の1440億円となった。いずれも、前回の決算発表で予想した数値を上回っている。

 同日の電話会見において、斉藤恭彦社長は

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信越化学工業 シリコーン製品値上げ、コスト上昇に対応

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2024年6月17日

 信越化学工業は13日、主要製品の1つであるシリコーンについて、7月1日出荷分から国内外で値上げすると発表した。対象製品は、同社シリコーン事業本部取り扱いの全てのシリコーン製品で、改定幅は「10%以上」。

 昨今、当該製品を取り巻く環境は、原材料や製造用エネルギーの高騰に加え、人件費や資材価格などの上昇により工場の建設費や設備補修費も上昇している。さらに、物流費や製品容器などの副資材も年々上昇しており、今後もさらなるコスト増加と高止まりが見込まれる。

 同社は、製造コストの削減に取り組んでいるものの、自助努力だけでコスト上昇分を吸収することは困難であると判断し、価格改定の実施を決定した。

信越化学工業 半導体パッケージ基板製造装置と新工法を開発

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2024年6月14日

 信越化学工業はこのほど、半導体パッケージ基板製造装置と新工法を開発したと発表した。

「信越デュアルダマシン法」で作成した2層サンプル(俯瞰写真)

 同装置は、半導体の前工程で

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信越化学工業 塩化ビニル樹脂を値上げ、コスト上昇に対応

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2024年6月4日

 信越化学工業は31日、塩化ビニル樹脂について、国内向け販売価格を7月1日納入分から値上げすると発表した。改定幅は「15円/kg以上」。

 原材料価格は円安の影響によって高値圏で推移している。また、労務費や資材価格などの上昇に伴い、安全・安定操業と品質の維持を継続するための設備メンテナンス費用の上昇も続いている。さらに輸送費、物流資材費、委託作業費などのコストも上昇している。同社は、継続的にあらゆるコスト低減に努めているものの、今後の安定供給を維持するために、価格改定が避けられないと判断した。