旭化成 フィルム製品を値上げ、各種コストが上昇

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2024年6月14日

  旭化成はこのほど、シュリンクフィルム「サンテックSフィルム」およびガスパック包装用フィルム「サンノーバ」の全品種について、7月1日出荷分より値上げすると発表した。改定幅は「現行価格から15%」。

 原油・ナフサ価格は高値圏で推移し、原料メーカーのユーティリティコストの転嫁も含めて原料価格の値上がりが続く。また、今年に入り電力費が急騰し、加えて「物流2024年問題」を背景に物流費や労務費が上昇している。

 同社は、生産性向上やコストダウンに取り組んでいるものの、事業維持費用なども増加しており、自助努力で吸収できる範囲を超える状況にあることから、安定供給継続のため価格改定を決定した。

 

旭化成 アルミペーストを値上げ、6月1日出荷分から

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2022年5月10日

 旭化成は9日、「旭化成アルミペースト」全品種について、6月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、特定グレードが、主原料価格上昇費用「88円/kg」+安定供給維持費用「500円/kg」、特定グレード以外が主原料価格上昇費用「88円/kg」+安定供給維持費用「100円/kg」となっている。

 アルミニウムペーストの主原料となるアルミ地金およびアルミ粉価格の上昇に加え、環境対策、安全対策および設備維持などの費用が増加している。同社は、コスト負担が自助努力の限界を超えていることから、価格改定をせざるを得ないと判断した。

旭化成 ポリウレタン弾性繊維を値上げ、安定供給を維持

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2022年2月28日

 旭化成は25日、ポリウレタン弾性繊維「ロイカ」原糸の全品種について、4月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「現行価格から約8~10%」。

 諸原料の高騰やエネルギーコストの上昇が続いている。こうした中、同社は、製造コストの低減に努めてきたものの、自助努力による吸収の範囲を上回る状況が継続していることから、製品の安定供給維持のために価格改定を実施せざるを得ないと判断した。

旭化成 アクリル樹脂を値上げ、「30円/kg以上」

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2022年2月21日

 旭化成は18日、アクリル樹脂「デルペット」および「デルパウダ」全品種について、3月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「30円/kg以上」。

 原油・ナフサ価格が高騰を続けており、また副原料、用役・その他のコストも上昇している。同社は、効率化・合理化に取り組んでいるものの、自助努力で吸収できる範囲を大きく超えていることから、安定供給の責務を果たすため、値上げせざるを得ないと判断した。