塩ビ樹脂 2020年の総出荷は4年連続で160万t超え

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2021年1月29日

 塩ビ工業・環境協会(VEC)がこのほど発表した需給実績によると、2020年(1-12月期)の塩ビ樹脂(PVC)の総出荷量は前年比5.2%減の160万9000tと、4年連続で160万tを上回る高水準で推移した。コロナ禍で国内出荷が同8.6%減の94万2000tと伸び悩む中で、インドを中心に新興国需要をベースとした輸出が2年連続の60万t越えとなる、同微増の66万7000tと好調を継続した。

 国内出荷を用途別に見ると、硬質用が

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塩ビ樹脂 1月のインド向け輸出は150ドル上昇

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2020年12月24日

世界的に需給タイト継続、玉確保の動きが強まる

 塩ビ樹脂(PVC)の1月分のアジア輸出価格は、インド向けが前月比140~150ドル高のCFR1450~1460ドル/t、中国・その他向けも同60ドル高の1160ドル/tで決着した。

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塩ビ樹脂 12月のインド向け輸出、110ドル上昇

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2020年11月30日

世界的に需給タイト継続、コンテナ不足も要因に

 塩ビ樹脂(PVC)の12月分のアジア輸出価格は、インド向けが前月比110ドル高のCFR1310ドル/t、中国その他向けも前月比40ドル高の1100ドル/tで決着した。

 台湾大手メーカーも、インド向け

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塩ビ樹脂 10月総出荷は2%増、硬質・軟質ともに回復基調

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2020年11月27日

 塩ビ工業・環境協会(VEC)がこのほど発表した需給実績によると、10月の塩ビ樹脂(PVC)の総出荷量は前年同月比1.7%増の15万4900tと、国内出荷の回復と輸出の増加が寄与し2カ月ぶりにプラスとなった。輸出は同10.1%増の6万5100tと、5月以降は6カ月連続で前年を上回る高水準で推移しており、主要輸出先であるインドを中心とした堅調な需要が見られる。この基調が続けば、今年(暦年)の輸出量は70万t超えも予想される。

 一方、国内出荷は

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塩ビ樹脂 11月のインド向け価格は前月比100ドル高

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2020年11月2日

海外で2社がFM宣言、需給タイトに拍車掛かる

 塩ビ樹脂(PVC)の11月分のアジア輸出価格は、インド向けが前月比100ドル高のCFR1200ドル/t、中国・その他向けも前月比90ドル高の1060ドル/tで決着した。台湾大手メーカーも、インド向け同110ドル高の1120ドル/t(ボリュームディスカウントなし)、中国向け同90ドル高の1060ドル/t(同なし)で決着しており、わずか2カ月間に両地域とも200ドル以上も急騰している状況だ。

 経済活動の再開に伴い、世界的にPVC需要が強まる中、8月末にはハリケーン影響で米国メーカーが、9月頭にはプラントトラブルで欧州メーカーが、それぞれフォースマジュール(FM)を宣言。需給バランスが一気にタイト化し、各地域向けの10月のオファー価格が100ドルも急騰した。

 こうした中、10月には2つの欧州メーカーが相次いでFMを発表。タイト化にさらに拍車がかかったことで、市場では需要家の玉を確保する動きが加速し、オファー価格も2カ月連続で急騰する結果となった。また、FM以外では、塩素の併産品であるカセイソーダの市況が低迷していることも要因の1つ。電解設備の稼働を上げられず、塩ビ生産に影響が出ているメーカーもあるようだ。

 地域別に見ると、インドは需要期に入ったことで、農業用パイプ向けなどの引き合いが強い。コロナ禍の影響が地域によってまだら模様となっているものの、在庫を積み増す動きも見られている。この先、さらに経済活動の活発化に伴い引き合いが強まることが想定されるが、オファー価格が急激に上昇したため調整が入る可能性もある。

 一方、中国は、政府の補助策もあり生産活動が活発化している。再輸出品に使用される輸入PVCも、外需が戻りつつあることで好調さを継続。また、国内カーバイド法が、住宅向けやインフラ向けの需要増加を背景に一段高となっていることも、輸入PVCのオファー価格を押し上げる要因となっている。この先、中国は冬の不需要期に向かうものの、中国向けのオファー価格も高い水準を維持しそうだ。

 今後については、先行きを見通すのが難しい。欧米ではコロナの第2波により、ロックダウンが再び導入されており、経済全体への影響が懸念される。また、先にFM宣言を出した欧米の各メーカーもすでに立ち上げ作業を開始しているもようで、復旧すれば価格の上値を抑える要因となる。年内はタイト感が解消されないとの指摘もあるが、来年以降は先行き不透明感が強まっている状況だ。

 なお、日本の9月のPVC輸出は、前年同月比6.1%増の6万5600tとなった(VEC発表)。4カ月連続で6万t以上を輸出しており、依然として高水準を継続している。仮に足元の状況が続けば、今年(暦年)の輸出量は67万t前後となりそうだ。

 

塩ビ樹脂 8月の総出荷は5%増、国内減も輸出が大幅伸長

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2020年9月28日

 塩ビ工業・環境協会(VEC)がこのほど発表した需給実績によると、8月の塩ビ樹脂(PVC)の総出荷量は前年同月比5.4%増の13万7200tとなり2カ月ぶりにプラスとなった。輸出は同24.7%増の7万2600tと、今年の最高値を3カ月連続で更新。主要輸出先であるインドを中心に需要回復が見られ、前月との比較でも11.4%と大きく伸長している。

 一方、国内出荷は前年同月比10.2%減の6万4600tと11カ月連続で前年実績を割り込んだ。依然コロナ禍の影響が大きく、5月以降は4カ月連続で前年水準の80%台で推移する。

 用途別では、

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塩ビ樹脂 10月のインド向けは前月比150ドル高

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2020年9月28日

海外メーカーがFM宣言、世界的な需給タイトに

 塩ビ樹脂(PVC)の10月分のアジア輸出価格は、インド向けが前月比150ドル高のCFR1100ドル/t、中国その他向けも同130ドル高の970ドル/tで決着した。台湾大手メーカーも、

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塩ビ樹脂 7月の総出荷は6%減、輸出増も国内は20%減

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2020年8月27日

 塩ビ工業・環境協会(VEC)がこのほど発表した需給実績によると、7月の塩ビ樹脂(PVC)の総出荷量は前年同月比6.2%減の14万600tとなりマイナスに転じた。輸出は同17.0%増の6万5100tと、今年の最高値を2カ月連続で更新。主要輸出先であるインドでの段階的なロックダウン解除に伴い、経済活動が活発化する同国向けを中心に輸出が伸長したようだ。

 一方、国内出荷は同20.0%減の7万5500tと10カ月連続で前年実績を割り込んだ。依然コロナ禍の影響が大きく、5月以降は3カ月連続で前年水準の80%台で推移する。

 用途別では、硬質用

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塩ビ樹脂 8月のインド向け輸出、910ドル/tで決着

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2020年7月30日

経済活動が再開、モンスーン期入りも需要が増加

 塩ビ樹脂(PVC)の8月分のアジア輸出価格は、インド向けが前月比30ドル高のCFR910ドル/t、中国その他向けも同30ドル高の810ドル/tで決着した。台湾大手メーカーも、インド向け

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塩ビ樹脂 4月の総出荷は20%減、輸出大幅減はコロナが要因か

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2020年5月29日

 塩ビ工業・環境協会(VEC)がこのほど発表した需給実績によると、4月の塩ビ樹脂(PVC)の総出荷量は前年同月比20%減の10万5400tとなり、7カ月連続で減少した。

 国内出荷は、

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