デンカなど CNコンビナート実現に向け共同検討を開始

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2022年12月9日

 デンカなどは8日、市原市五井地区および千葉市蘇我地区のコンビナートにおけるカーボンニュートラル(CN)の実現に向けた共同検討を実施すると発表した。

2050年CN五井・蘇我コンビナートのイメージ

 東京都に隣接する同地区は

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宇部マテリアルズ 「モスハイジ」を5%以上値上げ

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2019年6月4日

 宇部マテリアルズは3日、ファインマテリアル事業の主力製品である塩基性硫酸マグネシウム「モスハイジ」について7年ぶりに値上げを行うことを決定し、需要家との交渉を開始したと発表した。6月17日出荷分から「5%以上」値上げする。

 昨今の原燃料価格の上昇、とくに硫酸、灯油価格の高騰と、運賃などのコスト増に加えて、人員確保に伴う構内作業料の上昇により、採算が悪化している状況。同社は、こうした製造コストの大幅な増加は自助努力だけで吸収することが困難であり、今後の安定供給継続のためにも、価格改定をせざるを得ないと判断した。

 「モスハイジ」は、同社の水酸化マグネシウム製造技術をベースに水熱合成により製造しているウィスカ(針状結晶)で、主に自動車用樹脂の添加剤として使用されている。

 補強材として広く使われているタルク(滑石)と比較して約3分の1の添加量で剛性を維持できるため、自動車軽量化のニーズを背景に需要が拡大している。

 同社は国内唯一のメーカーとして、生産能力3000t/年を有している。

宇部マテリアルズ CSと関連製品を10%以上値上げ

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2019年5月31日

 宇部マテリアルズはこのほど、ファインマテリアル事業の主力製品である超高純度炭酸カルシウム(CS)とその関連製品を、11年ぶりに値上げすることを決定し、需要家との交渉を開始したと発表した。

 対象となるのは、超高純度炭酸カルシウム(CS)、超高純度カルシア(CSQ)、超高純度水酸化カルシウム(CSH)。いずれも6月17日納入分から10%以上値上げする。

 電力単価や人員確保に伴う構内作業料、各種原材料価格の上昇により、採算が悪化しており、CSを原料として製造するCSQとCSHも同様の状況。こうした製造コストの大幅な増加は自助努力だけで吸収することが困難であり、今後の安定供給継続のためにも、価格改定を要請することになった。

 CSは主に、積層セラミックコンデンサなどの原料として、電子材料用途で使用されており、自動車分野・通信分野における各種機器の高性能化に伴い、需要が急速に拡大している。