ナフサ急騰と円安が要因、4Qは7万5000円超も
ポリオレフィンメーカー各社は、ナフサ高に対応した値上げを8月下旬から相次いで発表している。
改定幅を見ると、ポリエチレン(PE)では、
2023年9月21日
2019年12月23日
宇部丸善ポリエチレンはこのほど、ポリエチレン(PE)製品を来年1月21日納入分から12円/kg以上値上げすると発表した。対象製品は同社ポリエチレン(LDPE、EVA、メタロセンL-LDPE、L-LDPE)と、その他同社取り扱い製品。
同社製品の主原料となる国産ナフサ価格は、原油価格の上昇と為替の円安継続に伴い急騰し、来年第1四半期(1-3月期)は、4万5000円/kl程度が見込まれる。加えて、ユーティリティコストと副原料費など諸経費も高騰が予想される中、深刻な人手不足の影響による運賃も上昇している。
同社は、上昇分を吸収すべくさらなる合理化とコスト削減に取り組んでいくが、自助努力の限界をはるかに超える状況となっており、今後も需要家への安定供給を継続していくために、今回の価格改定が不可欠であると判断した。
2019年5月15日
宇部丸善ポリエチレンはこのほど、ポリエチレン(PE)製品を5月24日納入分から15円/kg以上値上げすると発表した。
対象製品は同社ポリエチレン(LDPE、EVA、メタロセンL-LDPE、L-LDPE)および、その他同社取り扱い製品。
主原料となる国産ナフサ価格が、原油価格の上昇や為替の円安継続に伴い急騰する中、今年2Q(4-6月期)は、4万8000円/kl程度が見込まれ、ユーティリティコストや副原料費などの諸経費もさらなる高騰が予想されている。加えて、深刻な人手不足の影響により運賃も上昇。
同社は、上昇分を吸収するために合理化やコスト削減に注力するが、自助努力の限界をはるかに超える状況となっている。このような状況下、ユーザーへの安定供給継続のため、今回の販売価格改定が不可欠と判断した。