帝人フロンティア 洗濯しても効果が持続する抗ウイルスマスク発売

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2020年10月22日

 帝人フロンティアはこのほど、50回洗濯しても抗ウイルス効果が持続する「洗える!抗ウイルスマスク」を、今月12日からテイジン公式オンラインショップ「くらし@サイエンス」などで販売開始した。 

『洗える!抗ウイルスマスク』
「洗える!抗ウイルスマスク」

 同社が展開する抗ウイルス・抗菌防臭素材「ケミタックW」を採用することにより、インフルエンザウイルスを、洗濯前の状態で99%以上、洗濯を50回した後でも90%以上減少させる優れた抗ウイルス効果を発揮する。加えて、悪玉菌(黄色ブドウ球菌)の増殖を抑制しイヤな臭いを抑える抗菌防臭効果も備える。「ケミタックW」は、安全性と耐久性が高い特殊セラミックなどを利用した抗ウイルス・抗菌防臭素材であり、光触媒反応により、ウイルスや細菌のタンパク質を分解することで抗ウイルス・抗菌効果を発現する。

 「洗える!抗ウイルスマスク」では、快適な着用感や機能性にもこだわった。しなやかなストレッチ性により隙間なく肌にフィットし、極細繊維を使用することでソフトな肌ざわりを実現した。また、マスク内を蒸れにくくする吸水速乾機能や、花粉捕集率90%という花粉を通しくい機能、および紫外線遮蔽率99.9%というUVカット機能も併せもつ。生地から縫製までを日本国内で行う。サイズは、ふつう・小さめ・キッズの3タイプで、ホワイト・ネイビーブラック・ブラック3色のカラーバリエーションをラインアップする。希望小売価格は、同色・同サイズ2枚入りで1400円(税別)。

帝人フロンティア 着用する化粧品シリーズからマスクタイプ新発売

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2020年10月21日

 帝人フロンティアはこのほど、身にまとうことで肌荒れを防ぎ、肌に潤いを与えるウェアタイプ化粧品「ラフィナン」の新商品として、マスクタイプの「美容フェイスパック」を発売した。希望小売価格は1500円(税別)。応援購入サービスを運営する「マクアケ」で9月末より150万円を目標にクラウドファンディングを実施。20日現在、目標金額を上回る180万円超の購入となっている。

美容成分を配合した着用する化粧品『美容フェイスパック』
美容成分を配合した着用する化粧品「美容フェイスパック」

 「美容フェイスパック」は、配合したリンゴ酸を含む弱酸性の美容成分により、着用することで肌を健やかに保ち、肌荒れを防ぎ、潤いを与えてくれるもの。保湿範囲を大きくするため、肌を広く覆う仕様(縦約14cm×横約17.5cm)となっている。ポリエステル製で表面に撥水加工生地を使用していることから水滴などの汚れを防ぐほか、洗濯も可能だ。色はホワイト、ピンク、ブルーの3色で、内側は化粧移りの目立ちにくいベージュ色。

 同製品はマスクの長時間着用による肌荒れ対策に注目し、働く女性のための総合サイト「マイナビウーマン」と共同開発した。モニター調査や、マスクの悩みに関するウェブアンケート調査を実施し、商品開発に消費者ニーズを反映した。

 

帝人フロンティア 災害対策や感染予防に向け備蓄用寝具を販売開始

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2020年10月16日

 帝人フロンティアはこのほど、災害対策や感染予防などでの使用を想定し、軽量、コンパクトで、梱包や保存が可能な備蓄用寝具を開発したと発表した。先月末から掛け布団、敷き布団の販売を開始している。

 これまで、インフルエンザなどの感染症が急速に流行した場合、患者が使用した寝具の洗浄が間に合わないという状況が起こっていた。加えて、最近では新型コロナ感染症の拡大・長期化により、こうした事態がより深刻化しており、医療機関での寝具不足や感染リスクの軽減につながる寝具の開発が求められている。一方、近年の台風や水害、地震などの自然災害の甚大化や、「帰宅困難者対策条例」の制定などを受けて、避難所や帰宅困難者向けの備蓄用寝具のニーズが高まっている。

 こうした中、同社では、必要な備蓄スペースが小さく、長期の保存ができ、応急の使用が可能なディスポーザブルタイプの備蓄用寝具を開発した。一般的なポリエステル中綿布団に比べ、中綿量が約4分の1~6分の1と軽量で、圧縮梱包することでコンパクトに収納することができる。また、中綿にはリサイクルポリエステルを50%使用しており、グリーン購入法にも適合している。

 同社は販売目標として、今年度は2000万円、2023年度には3億円を掲げている。

備蓄用掛け布団
備蓄用掛け布団

 

帝人フロンティア 保温性と吸汗拡散機能を両立する新製品を開発

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2020年8月24日

 帝人フロンティアはこのほど、インナーに求められる汗処理機能と、ミドラー(中間着)に求められる保温機能を兼ね備えた新規な嵩高立毛構造体「Thermo Fly(サーモフライ)」を開発したと発表した。

新開発の「Thermo Fly (サーモフライ)」。肌側(写真右下)と表側
新開発の「Thermo Fly (サーモフライ)」。肌側(写真右下)と表側

 2021年秋冬のスポーツ・アウトドア向け衣料の重点プロモート素材と位置づけ、一般カジュアル用途やユニフォーム用途にも積極的に拡販を図っていく。2025年度の販売目標は100万m。

 「サーモフライ」は、吸汗速乾性に優れる超異形中空断面糸「オクタ」を中間結節部に使用した3層構造のダブルラッセル編地を精緻に半裁し、高品位に染色仕上げした〝起毛しない〟新規嵩高立毛構造体。肌に触れる面の毛先を均一化することで、高い汗処理機能と、軽量嵩高性・ウォーム感による保温機能を両立させ、今までにない着用快適性を実現した。

 同製品は環境にも配慮。リサイクルポリエステル原料100%での製造が可能で、長繊維を使用し起毛が起こらず繊維の抜け落ちが発生しにくいため、海洋マイクロプラスチックの発生を抑制する。

「サーモフライ」用途例
「サーモフライ」用途例

 アウトドアウェアは、運動量や気候に応じてアウター、ミドラー、インナーの3着のウェアを着脱することで温度調整するのが一般的だが、昨今は街着としても親しまれるようになってきた。機能を保ちながら重ね着を減らすことが求められ、インナーとミドラーを兼ね備えたウェアのニーズが高まっている。

 一般にインナーには汗処理機能、ミドラーには保温機能が求められる。そのため、ミドラーには主に起毛素材が使用されるが、起毛加工により吸水面が不均一となることで汗処理機能が低下するなど、インナーとミドラーの機能を兼ね備えることはできなかった。

 こうした中、同社は独自の技術を駆使することにより、インナーに求められる汗処理機能と、ミドラーに求められる保温機能を兼ね備えた「サーモフライ」の開発に成功した。

 

帝人 「エコペット」でコラボ、アメニティバッグに採用

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2020年8月17日

 帝人はこのほど、使用済みのペットボトルをマテリアルリサイクルで再生したリサイクルポリエステル繊維「エコペット」が、富士屋ホテル(神奈川県箱根町)の宿泊者向けアメニティバッグに採用されたと発表した。全館の耐震化とリニューアル工事を終えた富士屋ホテルのグランドオープンに合わせ、7月15日から同アメニティバッグが宿泊者に提供されている。

帝人フロンティア『エコペット』と小松マテーレ『オニベジ』のコラボで生まれた環境に配慮したアメニティバッグ
帝人フロンティア「エコペット」と小松マテーレ「オニベジ」のコラボで生まれた環境に配慮したアメニティバッグ

 今回採用されたのは、上市25周年を迎える帝人フロンティアの「エコペット」の不織布を、小松マテーレがもつ国産玉ねぎの外皮色素(ケルセチン)による染色加工技術「ONIBEGIE(オニベジ)」で染色した環境配慮型素材。企業行動憲章に「環境問題に積極的に取り組む」ことを掲げる富士屋ホテルが、帝人フロンティア、小松マテーレ両社の地球環境に対する方針と、環境にやさしい同素材を高く評価し、このたびの採用となった。

 帝人フロンティアは、環境戦略「THINK ECO」に基づき、衣料から産業資材まで幅広い用途で、リサイクルをはじめとする地球環境にやさしい活動を実践。SDGs(持続可能な開発目標)の目標の1つである「持続可能な生産と消費」に貢献するため、廃棄物の削減やリサイクルなど、資源の有効活用に資する社会システムの普及を推し進めている。

 今後もこうした取り組みを積極的に推進し、さらに「地球にやさしい企業」を目指すとともに、小松マテーレとの協業により「エコペット」と「オニベジ」を組み合わせた製品ラインアップを拡充することで、多様な用途に向けた環境配慮型ソリューションを展開していく考えだ。

帝人フロンティア 人事(7月1日他)

2020年8月4日

[帝人フロンティア・人事](7月1日)▽出向南通帝人有限公司董事長、衣料繊維第一部門長付東政宏(1日)▽同同総経理、同同董事長東政宏▽業務管理部長岡持昭文▽解兼衣料製品第一部第二課長、同部長兼同部第一課長加久田良二▽同部第二課長瀬川洋介。

 

帝人フロンティア ウイルス2次感染リスクを減らすシェルター発売

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2020年7月16日

 帝人フロンティアはこのほど、ウイルスによる2次感染リスクを低減する陰圧「エアロシェルター」を開発し、8月下旬から販売を開始すると発表した。

陰圧「エアロシェルター」の外観
陰圧「エアロシェルター」の外観

 空気を注入し設営する超軽量大型テントの「エアロシェルター」は、内気圧を外部より約3パスカル低い陰圧状態に保つことで、ウイルスなどに汚染されたテント内の空気の流出を低減する。さらに、空気清浄装置に搭載する酵素HEPAフィルターを通して、テント内部の空気を浄化するとともに、1時間あたり6回以上の換気を確保することで、米国疾病予防管理センター(CDC) のガイドラインをクリアすることが可能だ。

 こうした機能から、感染症の疑いのある患者の検査や診察に適しているほか、発熱者の待機場所や一時的な隔離施設としての利用など感染症対策への貢献が期待される。サイズは、幅8.40m×長さ6.57m×高さ3.9mと広い空間を実現しながらも、本体重量は約38kg(乾燥時)と軽量。ポリエステル100%の素材を使い、7色(蛍光ホワイト、蛍光オレンジ、蛍光イエロー、蛍光グリーン、パープル、サックス、グレー)をラインアップした。本体価格は380万円(税別)。医療機関や官公庁などを対象に、今年度に5機、2025年度に30機の販売を目指す。

陰圧「エアロシェルター」の内観
陰圧「エアロシェルター」の内観

 「エアロシェルター」の他の特長に、空気注入によるテント本体の展開が約5分、空気清浄装置への接続を含めても大人2人で約30分と、迅速な設置への対応がある。また、内部の有効面積約40㎡の標準タイプでは、テント内に医療用ベッド(83cm×191cm)を4台収容できる一方で、平常時は空気を抜くことで70cm×70cm×80cm程度のコンパクトな収納が可能。

 テント内部には、患者同士のプライバシーを保護するファスナー脱着式の間仕切りを備え、独立電源を利用した除菌・防臭・防カビ効果を発揮するLED照明(6本まで)、スポットエアコンの使用を想定した熱風の排気口なども装備する。

帝人 高機能ポリエステルクッションがベビーカーに採用

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2020年7月10日

 帝人はこのほど、帝人フロンティアの高機能ポリエステルクッション材「エルク」が、ピジョンの日本初となるファン一体型ベビーカー「ビングルファンプラス」の座面シートに採用されたと発表した。

 「ビングルファンプラス」はファン一体型ベビーカーで、背中を風が通り抜ける「クーリング構造」と、通気性・透湿性に優れる「エルク」の採用で、安全性に加え、暑い季節にも赤ちゃんが涼しく過ごせる快適環境設計となっている。

 「エルク」は「軽量」「高弾力性」「高通気性」「洗濯可能」や、燃えてもシアンガスを発生しない安全性が高く評価され、すでにウレタン代替の高機能クッション材として多くの採用実績がある。今後さらに幅広い用途への展開を図っていく考えだ。

 

帝人フロンティア 高機能繊維を使用した接触冷感マスクを販売開始

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2020年7月6日

 帝人フロンティアはこのほど、接触冷感素材「クールセンサー」を使用した夏用マスク「洗える!冷感マスク」の販売を開始した。耐洗濯性、快適な着用感、蒸れ低減、UVカット機能、抗菌防臭・消臭効果が特長。生地から縫製まで、国内生産にこだわった。

 「洗える!冷感マスク」は、特殊セラミック含有ポリエステル繊維素材「クールセンサー」を使用し、ひんやりとした着け心地を実現(接触冷感値Q‐max0.3以上)。繰り返し洗濯しても機能は持続する。しなやかなストレッチにより肌に隙間なくフィットし、極細繊維の使用により肌ざわりもソフトだ。

 また、マスク内を蒸れにくくする吸水速乾機能と、紫外線遮蔽率99.9%のUVカット機能も併せ持つ。さらに、抗菌防臭加工によって悪玉菌(黄色ブドウ球菌)の増殖を抑制しイヤな臭いを抑え、アンモニア、酢酸、イソ吉草酸といった汗の3大臭も抑制する。

 今月上旬より、テイジン公式オンラインショップ「くらし@サイエンス」をはじめ、国内のドラッグストア、スーパー、コンビニエンスストアなどで販売。希望小売価格は800円(税抜)。