旭化成 3密見える化ソリューション、東邦大学が採用

, , , , ,

2022年1月14日

 旭化成は13日、新型コロナウイルス感染症対策を目的に提供するCO2センサーを使った換気状況の確認サービス「3密見える化ソリューション」が東邦大学の習志野キャンパスで新たに採用されたと発表した。

3密見える化ソリューション CO2センサーの設置

 CO2センサーで密閉・密集の状況をモニタリングすることにより、適切な換気を管理できることは広く知られている。同大学では学生や教職員の安全、そして保護者の安心を確保するため感染症対策を推進しており、今回、さらなる対策の向上を目的に、習志野キャンパスの理学部Ⅲ号館、Ⅳ号館、Ⅴ号館に、同ソリューションが導入された。

 同ソリューションには温湿度センサーに加え、旭化成エレクトロニクスの子会社センスエアー社の高精度かつ低消費電力のCO2センサーが内蔵され、約1分間隔でセンサーの計測データをクラウドに送信。これにより、各教室のCO2濃度、温度、湿度情報を管理部署で一括確認することが可能になる。さらに旭化成が提供する無償アプリ「換気View」をインストールすることで、学生・教職員を問わず誰でもスマートフォンなどからその場所のCO2濃度をリアルタイムで確認できる。

3密見える化ソリューション 学生向けのアプリインストール啓発ポスター

 同大学では、今月からの大学入学共通テストや入学試験に際しても同ソリューションを活用する予定で、学生や教職員のみならず、受験生に向けても安心できる環境の提供を目指す。また、得られたデータを蓄積し、さらなる効果的な感染予防策を講じていくことで、より安全に学習や研究活動に取り組めるようなキャンパスを提供していく。同社は今後も、同ソリューションの提供を通じ、教育機関や飲食店、商業施設などにおける換気管理の支援に取り組んでいく。

クラレ 新型コロナ感染症と戦う知的財産宣言に参画

, ,

2020年5月27日

 クラレはこのほど、新型コロナウイルス感染症対策の支援のため、「知的財産権に関する新型コロナウイルス対策支援宣言」の趣旨に賛同し、支援者として同宣言に参画した。

 新型コロナウイルス感染症のまん延をくい止めるためには、産官学が連携し、治療薬やワクチン、医療機器、感染防止製品などの開発・製造を、従来の常識にとらわれない発想とスピードで進める必要があることから、クラレは同宣言の趣旨に賛同。

 診断や予防、封じ込め、治療をはじめとする新型コロナウイルス感染症のまん延終結を唯一の目的とした行為に対して、同社グループが持つ特許権・実用新案権・意匠権・著作権の権利行使を一定期間行わず、対価や補償を求めないことを宣言した。

 今後も、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に努めるとともに、同社グループの固有技術が感染症の終息に貢献できるよう取り組んでいく考えだ。

クラレ マーク コロナ