日本プラスチック工業連盟(プラ工連)は先月末、都内で行った第75回定時総会後に、4年ぶりとなる懇親会を開催した。化学系団体、会員企業、経済産業省、業界紙などから70人を超える参加があった。
岩田圭一会長(住友化学社長)は冒頭の挨拶で、
2023年6月12日
2020年6月12日
日本プラスチック工業連盟(プラ工連)は、新型コロナウイルス感染拡大防止を目的に、商業施設などで多く使用されるプラスチック製仕切り板や仕切り幕について、火気周辺での導入は火災となる危険性がある、と注意を呼び掛けている。
プラ工連は、使用されているものが必ずしも安全性に配慮されたものとは限らないため、代表的な樹脂製品の火気周辺での使用上の留意点や、耐熱温度をまとめた資料を作成。同連盟ウェブサイトで掲載を始めた。
一例を挙げると、アクリル樹脂(PMMA)では、「可燃性があり、着火源があると燃える」(常用耐熱温度70~90℃)。ポリカーボネート(PC)=「燃えるが自己消化性がある。耐衝撃性や高温耐性が必要な場合にお勧め」(同120~130℃)。可塑化塩ビ樹脂(PVC‐P)=「一般タイプは、自己消化性があるが、種類によっては燃えることがあり、火気への注意が必要」(同60~80℃)など。
また、プラスチック製品の使用に際して、使い方が防火安全上適正かどうかについては、最寄りの消防署への相談を促している。