【ポリアセタール特集3】三菱エンジニアリングプラスチックス

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2020年2月5日

高付加価値製品を拡充、ベースレジンのさらなる向上も

 三菱エンジニアリングプラスチックスは「ユピタール」の製品名で、ポリアセタール(POM)のコンパウンド製造と販売を行っている。

 日本では、モノマーの供給先でもある親会社の三菱ガス化学(MGC)の四日市工場に年産1万5000~2万t、海外ではMGCや現地企業などとの合弁会社としてタイと中国に製造拠点を持ち、合計で年産13万t程度の供給能力を持っている。また、アジアを中心に世界9カ所に販売拠点を設けて営業活動を展開している。

 生産の3拠点は、一昨年はフル稼働だったが、米中貿易摩擦の影響による需要減により、出荷量が減少。足元では

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【PPE特集3】三菱エンジニアリングプラスチックス

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2019年6月14日

 自動車用途に注力、カスタマイズした製品を提供

 三菱エンジニアリングプラスチックス(MEP)は、親会社の三菱ガス化学と旭化成プラスチックスシンガポールの合弁による、ポリキシレノールシンガポールで製造するポリフェニレンエーテル(PPE)の供給を受け、国内や東南アジアで変性PPE(コンパウンド)にして顧客に供給している。

 ポリキシレノールシンガポールの生産量は年産3万9000t。このうち、出資比率に応じた約1万2000tがMEP向けとなる。ブランドは「ユピエース」と「レマロイ」の2種類があり、「ユピエース」は主にPPEとポリスチレン(PS)を主成分とした非晶性の変性PPE、「レマロイ」はPPEを島に、ポリアミド(PA)などの結晶性樹脂を海に配した海島構造を持つ変性PPEが中心だ。

 変性PPEは中国政府が電気自動車と太陽光発電(PV)の導入拡大に向けた政策を実施したことで、需給がタイトになった。同社第3事業本部の星野哲也企画部長によると「特にPVのジャンクションボックスはUL規格に

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