昭和電工 人事(16日)

2021年7月2日

[昭和電工・人事](16日)▽カーボン事業部宮村亮▽横浜事業所長佐藤太郎(8月2日)▽解兼アルミ圧延品事業部、執行役員アルミ機能部材事業部、小山事業所、喜多方事業所管掌江田浩之。

昭和電工 フィルムタイプの接合技術を開発、異種材料を接合

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2021年6月29日

 昭和電工は28日、樹脂と金属など異種材料を簡便かつ強固に接合するフィルムタイプの接合技術「WelQuick」を開発したと発表した。今月からサンプル提供を開始している。

異種材料接合技術「WelQuick」
異種材料接合技術「WelQuick」

 近年、素材に対する軽量性や耐熱性、強度などのニーズは単一素材では解決できないほど高度化し、樹脂や金属などの異種材料を接合して複合化するマルチマテリアル化が進展。異種材料の接合には、液状接着剤やホットメルト接着剤による接着や、ボルトなどによる機械締結があり、接合強度とともに接着プロセスの簡便化や工程の短時間化が求められているが、その両立は困難だった。

 今回開発した接合技術は、接着成分をフィルム形状にすることで、従来の反応型接着剤の液体塗布の手間を削減し、取り扱いを簡便にした上、フィルム材料の固体と液体間の相変化を利用することで、これまで数十分必要であった接着時間を数秒にすることを可能にした。

:「WelQuick」接着例
「WelQuick」接着例

 ポリカーボネート、ポリブチレンテレフタレート、ナイロンなどの樹脂とアルミニウム、鉄、銅といった金属との接着に対応し、40通り以上の基材の組み合せで10MPa以上の高いせん断接着力を確認。また、接合スピードに優れた超音波溶着、金属に適用可能な高周波溶着、汎用性が高い加熱溶着など、顧客のニーズに合わせた溶着方法が利用できる。さらに、フィルム状態で常温での長期保管が可能なことに加え、溶着時にVOC(揮発性有機化合物)が発生せず環境への負荷を抑えられる。こうした特長から「WelQuick」は、顧客のコスト低減や製造プロセスの効率化によるCO2の排出量削減に貢献する。

 同社グループは、無機・有機・アルミニウムに関する幅広い技術・素材をもち、それらを融合することで、マルチマテリアル化が進む様々な事業分野に新たなソリューションを提供し、カスタマーエクスペリエンスの最大化を目指していく。

昭和電工 酢酸と酢酸ビニルを7月1日から値上げ

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2021年6月25日

 昭和電工は24日、酢酸および酢酸ビニルについて、国内価格を7月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は両製品とも「30円/kg」。

 昨今、酢酸市況や国産ナフサ価格などの上昇から、酢酸と酢酸ビニルの事業は厳しい状況が続いている。同社は、これまでも製造・物流の合理化を積み重ね、コストダウンによる採算の改善に努めてきたが、原燃料コストの上昇が続き自助努力での対応は困難な状況にある。製品の安定供給体制を維持するためには、値上げせざるを得ないと判断した。なお同社は今年に入り、2月と4月に同製品の値上げを実施している。

 

昭和電工 人事(7月1日)

2021年6月18日

[昭和電工・人事](7月1日)▽セラミックス事業部営業部長高橋直也▽同事業部同部安藤大助▽融合製品開発研究所兼パワーモジュールインテグレーションセンター長、同研究所久幸晃二。

昭和電工 組織改正(7月1日)

2021年6月18日

[昭和電工/組織改正](7月1日)▽セラミックス事業部第一営業部と第二営業部を統合し、「営業部」とする▽融合製品開発研究所の配下に、「パワーモジュールインテグレーションセンター」を新設する。

昭和電工 塩素化ポリエチレンを値上げ、採算是正を図る

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2021年6月14日

 昭和電工は11日、塩素化ポリエチレン「エラスレン」について、国内販売価格を7月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、粉末が「25円/kg以上」、シートが「35円/kg以上」。

 昨今の原燃料高を背景とした主原料、各種ユーティリティの高騰、安定生産のための設備維持や環境対応の投資、物流費などの諸経費が上昇している。同社はこれまで物流や生産の合理化などによるコストダウンに努めてきたが、自助努力の限界を超える状況にあることから、今後も両製品の安定供給を維持するためには、値上げせざるを得ないと判断した。

 「エラスレン」は、ポリエチレン(PE)の分子構造に含まれる水素の一部が塩素に置き換わることでPEの結晶性が崩れ、柔軟な特性をもつポリマー。難燃・耐油・耐候性があり、自動車用ホース・電線被覆材の原料や、樹脂の改質材(難燃性、耐衝撃性付与)として利用されている。

昭和電工 次世代記録技術対応HD、共同開発契約を締結

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2021年6月11日

 昭和電工は10日、シーゲイト社とハードディスクドライブ(HDD)の次世代記録技術である熱アシスト磁気記録(HAMR)に対応した次世代ハードディスク(HD)メディアを共同開発する契約を締結したと発表した。

 昭和電工は、HAMRに対応した技術として従来のHDメディアでは実現困難とみられていたFePt合金の超高温規則化温度を実現しつつ量産を可能とするメディア製造技術にめどをつけ、FePt新磁性体を開発。シーゲイト社は、HDD業界でHAMR対応HDDの技術開発を長年リードしてきている。今回の共同開発契約に基づき、FePt新磁性体および両社が将来共同で開発する同磁性体を評価する。この協業により、両社のHAMR対応HDD関連技術の開発スピードを一層加速する考えだ。

 5Gのサービス開始、IoTの普及やテレワークの浸透、DXの進展・拡大などにより、新たに生成されるデータ量は今後とも飛躍的に増大することが見込まれる。それに伴いそれらのデータを保管するデータセンター向けHDDは1台当たりの記憶容量の増大がこれまで以上に重要な課題となっている。

 昭和電工グループは、個性派企業(収益性と安定性を高レベルで維持できる個性派事業の連合体)の実現をVision(目指す姿)としており、HD事業を個性派事業のコアの1つと位置づけている。今後も〝ベスト・イン・クラス〟をモットーに、世界最大のHDメディア専業メーカーとして、HAMR、MAMR(マイクロ波アシスト記録方式)などの次世代記録技術に対応した業界最高クラスの製品をいち早く市場に投入し、HDDの高容量化に貢献していく。

昭和電工 人事(7月1日)

2021年6月3日

[昭和電工・人事](7月1日)▽エレクトロニクス事業本部設置準備室長、昭和電工マテリアルズ代表取締役副社長執行役員最高リスク管理責任者(CRO)情報通信事業本部長山下祐行▽モビリティ事業本部設置準備室長、同社常務執行役員モビリティ事業本部長森嶋浩之▽グループCHRO設置準備室長、同社取締役執行役員最高戦略責任者(CSO)今井のり▽理事役情報システム部長兼グループCDO設置準備室長、理事役情報システム部長柴田英樹▽グループCMO設置準備室長、同社常務執行役員営業本部長兼情報通信事業本部副本部長藤田茂。

昭和電工 役員人事(7月1日)

2021年6月2日

[昭和電工・役員人事](7月1日)▽グループCFO設置準備室長、常務執行役員最高財務責任者(CFO)財務・経理部、情報システム部管掌竹内元浩▽グループCSO設置準備室長、同役員最高戦略責任者(CSO)コーティング材料部、カーボン事業部、セラミックス事業部、横浜事業所、塩尻事業所、戦略企画部管掌髙橋秀仁▽グループCRO設置準備室長、同役員最高リスク管理責任者(CRO)内部監査部、法務部、CSR・総務部、人事部、購買・SCM部管掌兼安全保障輸出管理委員会委員長上口啓一▽執行役員最高技術責任者(CTO)グループCTO設置準備室長先端電池材料事業部、融合製品開発研究所、研究開発部、知的財産部管掌酒井浩志▽理事グループCMEO/CQO設置準備室長飛戸正己。

昭和電工 組織改正(7月1日)

2021年6月2日

[昭和電工/組織改正](7月1日)▽社長直下に以下の設置準備室を新設する。エレクトロニクス事業本部設置準備室、モビリティ事業本部設置準備室、グループCFO設置準備室、グループCSO設置準備室、グループCRO設置準備室、グループCHRO設置準備室、グループCTO設置準備室、グループCMEO/CQO設置準備室、グループCDO設置準備室、グループCMO設置準備室。