昭和電工 塩素化ポリエチレン値上げ、原料高騰に対応

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2022年5月27日

 昭和電工は26日、合成樹脂の一種である塩素化ポリエチレン「エラスレン」について、国内販売価格を6月16日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、粉末およびシートとも「70円/kg以上」。

 当該製品を取り巻く事業環境は、昨今の原燃料高を背景としたポリエチレンをはじめとする原料や電力コストなどの高騰により、厳しい状況が続いている。同社は、これまで生産の合理化によるコストダウンに努めてきたが、今後も安定供給を維持するためには、値上げせざるを得ないと判断した。

昭和電工 塩素化ポリエチレン値上げ、コスト上昇に対応

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2022年2月1日

 昭和電工は31日、合成樹脂の一種である塩素化ポリエチレン「エラスレン」について、2月16日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「エラスレン」の粉末、シートとも「35円/kg以上」。

 同製品を取り巻く事業環境は、昨今の原燃料高を背景としたポリエチレンをはじめとする原料や、電力コストの高騰および安定供給を維持するための輸送費などの上昇に伴い、厳しい状況が続いている。同社は、生産の合理化や物流の効率化などによるコストダウンに努めているものの、安定供給を維持するために、値上げせざるを得ないと判断した。

昭和電工 塩素化ポリエチレンを値上げ、採算是正を図る

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2021年6月14日

 昭和電工は11日、塩素化ポリエチレン「エラスレン」について、国内販売価格を7月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、粉末が「25円/kg以上」、シートが「35円/kg以上」。

 昨今の原燃料高を背景とした主原料、各種ユーティリティの高騰、安定生産のための設備維持や環境対応の投資、物流費などの諸経費が上昇している。同社はこれまで物流や生産の合理化などによるコストダウンに努めてきたが、自助努力の限界を超える状況にあることから、今後も両製品の安定供給を維持するためには、値上げせざるを得ないと判断した。

 「エラスレン」は、ポリエチレン(PE)の分子構造に含まれる水素の一部が塩素に置き換わることでPEの結晶性が崩れ、柔軟な特性をもつポリマー。難燃・耐油・耐候性があり、自動車用ホース・電線被覆材の原料や、樹脂の改質材(難燃性、耐衝撃性付与)として利用されている。