東レ 3Dプリンタ向け真球PA6粒子の販売を開始

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2022年8月29日

 東レはこのほど、高強度で高耐熱性、高い表面平滑性を有する、パウダーベッド方式3Dプリンタに対応した真球ポリアミド(PA)粒子「トレパールPA6」の量産体制を確立し、販売を開始したと発表した。現有設備は2025年度にフル稼働が見込まれており、さらなる能力増強を含め事業拡大を図っていく。

トレパールPA6

パウダーベッド方式3Dプリンタは、原料に金属粒子や樹脂粒子を使用し、高い寸法精度で効率良く造形できることが特長。金属は特に高強度が求められる用途に用いられる一方、樹脂は軽量性やコスト面で優れることから産業用途に広く使用されている。しかし、現在主流のPA12を含む樹脂粒子は

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東レ 非可食バイオマスの糖からアジピン酸を創出

2022年8月25日

環境配慮型ナイロン66に寄与、30年に実用化

 東レは24日、植物の非可食成分から得た糖を原料とし、同社の微生物発酵技術と、分離膜を活用した精製技術を組み合わせた独自の合成方法により、ナイロン66の原料となる100%バイオアジピン酸を開発したと発表した。非可食バイオマス由来の糖を原料としたアジピン酸の開発は世界初となる。スケールアップ検討を開始しており、ナイロン66の重合試作、生産技術開発、市場調査など進め、2030年近傍までに実用化を目指す方針だ。

非可食バイオマス由来の糖からナイロン66 までのプロセス

 ナイロン66は、

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東レの4-6月期 大幅な増収増益だが事業利益が減益

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2022年8月12日

 東レはこのほど、2023年3月期第1四半期(4-6月期)の連結業績(IFRS)を発表した。売上収益は前年同期比18%増の6059億円、事業利益25%減の271億円、営業利益42%増の509億円、純利益34%増の399億円となった。

 セグメント別では、

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東レ フィルム製品を値上げ、主原料価格などコスト上昇

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2022年8月9日

 東レは8日、ポリエステルフィルム「ルミラー」およびフィルム加工品「セラピール」「メタルミー」について、9月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「現行価格より15%」。

 ポリエステルフィルム市場では、昨今の原油価格の高騰に伴い、主原料価格の高騰に加えて、エネルギーコスト、国内外の物流費、荷資材コストの上昇が続いている。同社は、生産合理化など徹底したコスト削減に努めてきたが、これらのコスト上昇は自助努力で吸収できる水準を超えていることから、健全な事業活動を継続し、フィルム製品の安定供給と新製品開発、顧客へのサービスをさらに向上するため、今回の値上げを決定した。

東レ UF膜が採用された中国の下水処理設備が稼働開始

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2022年7月26日

 東レはこのほど、中国の河北省保定市銀定荘下水処理場高度処理プラントに、同社のUF膜モジュールが採用され、稼働を開始したと発表した。

UF膜モジュールが採用された河北省保定市銀定荘下水処理場高度処理プラント

 同プラントは、

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東レなど4社 フェムテックの実証事業、経産省に採択

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2022年7月19日

 東レ、あすか製薬、ネクイノ、プレミア・ウェルネスサイエンスの4社はこのほど、経済産業省「令和4年度フェムテック等サポートサービス実証事業」における補助事業者に採択されたと発表した。

 フェムテックとは、

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東レ 合繊糸・綿・不織布を値上げ、粗原料などが高騰

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2022年7月14日

 東レは13日、衣料用・産業用の各分野へ販売する合繊糸・綿・不織布について、7月出荷分から値上げすると発表した。対象製品と改定幅は、衣料用および産業用のナイロン6長繊維・短繊維が「50円/kg」、衣料用および産業用のナイロン66長繊維・短繊維が「80円/kg」、ナイロンBCF糸が「50円/kg」、衣料用および産業用ポリエステル長繊維、ポリエステル短繊維が「30円/kg」、アクリル短繊維が「20円/kg」、ポリエステル長繊維不織布が「30円/kg」。

 合繊用の粗原料価格は、世界的な景気回復に伴う需要増加と、ウクライナ情勢による供給懸念を背景とした昨年来の原油価格の高止まりに加え、4月以降の急激な円安進行の影響により、過去3ヵ月で10~30%程度上昇している。また、副資材、燃料エネルギー、運輸費など価格上昇に歯止めがかからず、各合繊の製造コストは、今後も一層の上昇が見込まれる。

 こうした環境下、同社は、固定費および比例費のあらゆる項目について、徹底的なコスト削減と効率化による自助努力を続けてきたが、各種コストの上昇は吸収できる範囲を超えており、安定した品質での商品供給や、高付加価値品の開発といった生産基盤の維持のために、今回の値上げを決定した。なお、当該製品の値上げは、昨年12月、今年3月に続き、短期間で三回目となる。

東レ UL認証不適切行為、ISO認証が取り消しに

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2022年7月13日

 東レは12日、今年1月末に公表した樹脂製品の難燃性を示すUL認証での不適切行為に関連し、ISO(国際標準化機構)の登録認証機関である日本品質保証機構(JQA)による不定期審査を受審した結果、以下の通告を受領したと発表した。

 内容として、

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東レ 環境・モビリティ領域で技術開発とマーケを強化

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2022年7月12日

 東レはこのほど、環境・モビリティ領域での事業拡大に向け、同領域の開発を一元的に担う「環境・モビリティ開発センター(EMC)」(滋賀県大津市)を発足すると同時に、マーケティング部門の体制を拡充した。成長する同領域に向けて、技術開発と営業とが分野横断的かつグローバルに連携し、同社グループの先端材料によるトータルソリューションを提供していく。

環境・モビリティ開発センター ショールーム(名古屋)

 近年、

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東レ 空気電池向けイオン伝導ポリマー膜を創出

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2022年6月2日

無孔構造で高伝導性を実現、航続距離拡大に貢献

 東レは1日、空気電池用イオン伝導ポリマー膜の創出に成功したと発表した。

イオン伝導ポリマー膜

 開発品をリチウム空気電池のセパレータに適用することで、従来の微多孔フィルムを用いたセパレータに比べ、安全性の向上と電池の長寿命化が期待できる。未来の

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