東海カーボン ファインカーボン製品を値上げ、安定供給を維持

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2022年5月31日

 東海カーボンは30日、ファインカーボン全製品(グループ会社製品を含む)について、7月から値上げすると発表した。改定幅は「10%」。

 輸送費、原料・燃料費などの製造費用が大幅に上昇していることに加え、同社では、拡大する需要に対応するため設備投資を進めている。同社は、自助努力によるコスト削減だけでは吸収することが困難になったことから、今後の安定供給継続のためにも値上げせざるを得ないと判断した。

東海カーボン 第1四半期業績は大幅な増収増益

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2022年5月13日

長坂社長「電極事業が回復傾向、価格是正に注力」

 東海カーボンの2022年12月期第1四半期(1-3月期)連結決算は、売上高が前年同期比29%増の695億円、営業利益95%増の79億円となった。主力である黒鉛電極の市況が反転し、またその他事業も堅調さが継続したこともあり、全セグメントが増収増益となっている。

 12日に決算会見を開催し、長坂一社長が中計経営計画の進捗について説明を行った。主力である黒鉛電極事業について

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東海カーボン ローリング中計、成長軌道への回帰目指す

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2022年2月18日

長坂社長「精錬ライニング事業は厳しい環境続く」

 東海カーボンはこのほど、ローリングプラン中期経営計画「T‐2024」(2022~2024年度)を発表した。同社は経営環境の変化に柔軟に対応するためローリング方式を採用し、中計を年次で見直している。

 電話会見において長坂一社長は

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東海カーボン 精錬ライニング事業、説明会を開催

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2021年12月10日

買収2社を統合、中国以外で最大サプライヤーに

 東海カーボンはこのほど、アルミ精錬ライニング事業について、事業説明会を行った。説明会には独Tokai COBEX(TCX)のFrank Goede社長が、現地からオンラインで参加している。

 東海カーボンは2018年に独COBEXを買収し同事業に参入。昨年には仏カーボン・サボワ社を買収し、TCXに統合した。同事業は、アルミ精錬用カソードが全体の約70%、高炉用ブロック15%、炭素電極12%、押出材3%で構成。ポーランド(2工場)とフランス(2工場)で製品を製造し、インドや中近東、中国をはじめ世界に供給している。

 Frank社長は「2020年にはこれまで競合だった仏サボワ社を買収したことで、

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東海カーボン 中国・カーボンブラック子会社の株式売却

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2021年11月17日

 東海カーボンはこのほど、完全子会社である東海炭素(天津)の全株式について、Cabotの中国子会社に譲渡することを決定し、株式譲渡契約を締結したと発表した。

 東海カーボンは、中国のカーボンブラック需要に対応するため、2004年に中国・天津市の天津経済技術開発区に東海炭素(天津)を合弁で設立。2013年には、全持分を取得し完全子会社化するなど、高品質なカーボンブラックの供給を通じて、タイヤ、工業用ゴム部品メーカーを中心とする顧客の要望に応えてきた。しかし、中国市場の競争激化に加え、環境規制の強化による操業規制など、事業環境は年々厳しさを増している。

 こうした状況を踏まえ、東海カーボンは、中期経営計画に沿い事業ポートフォリオの最適化(選択と集中)を進める中、様々な観点から経営資源の再分配について検討し、東海炭素(天津)の事業売却を決定した。

 なお、これに伴い第4四半期(10-12月期)に特別損失約25億円を計上、通期業績予想も純利益のみ95億円(前回予想比25億円減)に下方修正している。

東海カーボンの1-9月期 販売数量の回復で大幅増益

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2021年11月8日

 東海カーボンは5日、電話会議による決算会見を開催した。2021年12月期第3四半期(1-9月期)の連結業績は、売上高28%増の1851億円、営業利益2.4倍の177億円、経常利益2.8倍の175億円、純利益9.2倍の96億円となった。

 佐藤昭彦執行役員財務経理部長は「黒鉛電極事業は苦戦したものの、そのほかの事業はいずれも好調で、大幅な増収増益となった。前回上方修正した通期業績予想に対し、進捗は順調だ」と総括した。

 セグメント別では、

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