業界筋によると、7月の汎用4樹脂の国内出荷は、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン(PP)の3樹脂は6~8カ月連続で前年を上回る結果となった。前年は工業生産、個人消費で持ち直しの動きがあったものの、汎用樹脂の出荷水準としては近年では低めとなっていたが、7月はLDPE、HDPE、PPともにこれを上回った。
一方、ポリスチレン(PS)は、7月からの値上げを控えていたこともありマイナスに転じた。分野別に見ると、LDPEとHDPEではフィルム分野の出荷増加が続いているほか、PPでは射出成形分野、フィルム分野、押出成形分野の出荷の伸びが見られている。PSはほとんどの用途で出荷が減少した。
7月の出荷合計を品目別に見ると、