三菱ケミカルの全額出資子会社である油化電子とダイアモールディングは26日、統合新社の代表取締役社長に、三菱ケミカル高機能性成形材料部門機能成形複合材本部の田西浩之・高機能モールディングシステムズ事業部長を決定したと発表した。
油化電子とダイアモールディングは4月1日付で合併し、「MCCアドバンスドモールディングス」となる。田西新社長は同日以降も高機能モールディングシステムズ事業部長を継続する。
2019年2月27日
2018年12月25日
三菱ケミカルはこのほど、グループ会社の油化電子(東京都中央区)とダイアモールディング(滋賀県長浜市)が来年4月1日付で合併し、「MCCアドバンスドモールディングス」として発足すると発表した。合併後の本社は油化電子の所在地とする。
油化電子はカーボンナノチューブ応用部品などの精密電子機構部品、歯科・医療検査容器などの成形部品、カラープリンター中間転写ベルトなどを含めた機能フィルム、LEDモジュールを中心とした光学部品など、幅広い事業を展開している。
一方、ダイアモールディングは自動車・車載分野と家電分野で、射出成形部品を金型開発から成形・塗装・組み立てまで一貫した生産体制のもと、加飾技術を強みとして高品質な製品を製造している。
両社の事業を統合することで、油化電子の強みである高分子複合技術・精密加工技術・高機能化技術に、ダイアモールディングが強みとする製造管理技術・加飾技術を融合し、プラスチック加工業界で確固たる地位を確立する。
さらに顧客の要望に応えるソリューションを提供し、三菱ケミカルグループのフォーカスマーケットであるモビリティやメディカルなどの分野で、付加価値の高い製品を中心に事業基盤のさらなる強化を図る。