三菱ケミカル 溶融繊維事業から撤退、競合他社との競争激化

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2022年5月24日

 三菱ケミカルはこのほど、愛知事業所で製造している溶融繊維「パイレン」「キラビス」事業から撤退すると発表した。2022年12月末日に原糸の生産を終了し、2023年3月末日に販売を終了する予定。

 溶融繊維は、

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三菱ケミカル 溶融繊維を値上げ、工場の維持・管理費が上昇

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2021年5月19日

 三菱ケミカルは18日、溶融繊維について6月1日から値上げする、と発表した。改定幅は、全品種「100円/kg」。

 同社は、溶融繊維の国内市場規模が縮小する中、国内生産を維持し安定供給や環境対策、品質・サービスの向上に取り組んできた。しかし、工場の維持・管理のための諸費用も上昇しており、事業の採算を圧迫している状況。

 こうした中、同社は、製品の統廃合による製造コストの削減や販管費の圧縮など、より一層のコストダウンに努めてきたが、自助努力だけではコスト上昇分を吸収することが極めて困難であると判断し、今回の値上げを決定した。