日本触媒 無水マレイン酸、コハク酸など来月から値上げ

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2023年5月18日

 日本触媒は17日、無水マレイン酸と有機酸類を6月1日出荷分から値上げすると発表した。対象製品と改定幅は、無水マレイン酸が「20円/kg以上」、コハク酸が「40円/kg以上」、コハク酸二ナトリウム「SS50」とフマル酸一ナトリウム「モノフマール」が「50円/kg以上」。

 対象製品については、原燃料費上昇に加え、設備の老朽化対策や修繕費、人件費、物流費などのコストアップが続いている。今後の事業継続のためには、同社の自助努力のみで吸収することは困難であると判断し値上げを打ち出した。

三菱ケミカルHDグループ 無水マレイン酸を値上げ、採算是正を図る

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2022年5月31日

 三菱ケミカルHDグループは30日、無水マレイン酸について、6月1日出荷分から値上げを実施することとし、取引先との交渉を開始すると発表した。改定幅は、「30円/kg」。

 昨今の無水マレイン酸および誘導品の旺盛な需要により、国内の需給が逼迫している。こうした中、同社は、採算是正と安定供給維持のため、値上げせざるを得ないと判断した。

三菱ケミカル 無水マレイン酸を10月出荷分から値上げ

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2018年9月19日

 三菱ケミカルは18日、無水マレイン酸を10月1日出荷分から25円/kg値上げすると発表した。

  昨年からのマレイン酸誘導品の旺盛な需要により、国内の需給バランスが引き締まっている。一方、コスト面では原油価格の上昇により副原料価格、さらに物流費も上昇している。

 同社では、このようなコストアップ分を自助努力のみで吸収することは困難であると判断し、採算是正と国内ユーザーへの安定供給体制を整えるため、価格改定の実施を決定した。

 無水マレイン酸は、主に不飽和ポリエステル樹脂や有機酸、ガンマーブチロラクトンの原料として使われている。