昭和電工 硫酸を値上げ、原料高騰などコスト高に対応

,

2022年8月2日

 昭和電工は1日、硫酸について今月22日納入分から値上げすると発表した。対象製品は、「発煙硫酸」「濃硫酸」「希硫酸」で、改定幅はいずれも「5円/kg以上」。

 硫酸を取り巻く事業環境は、世界的なインフレを背景とした原料である硫黄価格の高騰に加え、設備の維持・補修費および物流費などの上昇により厳しい状況が続いている。同社はこれまでも、製造原価の低減や物流の効率化などによるコストダウンに努めてきたが、今後も製品の安定供給を維持するためには、価格改定せざるを得ないと判断した。

 

旭化成 硝酸を値上げ、アンモニア高騰などコストが上昇

,

2022年7月12日

 旭化成は11日、硝酸について7月21日出荷分から「7円/kg以上」値上げすると発表した。

 硝酸の主原料であるアンモニア価格の高騰と急激な円安の進行、加えて電力をはじめとするエネルギーコストの急騰により、製造コストや外部からの調達コストが上昇している。

 こうした環境下、同社は、徹底した合理化、効率化に懸命に取り組んできたものの、自助努力の範囲を大きく超える状況にあることから、国内での安定供給ならびに事業継続を行うためには、価格改定が不可避であると判断した。

旭化成 硝酸を3月から値上げ、アンモニア高騰に対応

,

2022年2月22日

 旭化成は21日、硝酸を3月1日出荷分から値上げする、と発表した。改定幅は「13円/kg以上」。

 硝酸の主原料であるアンモニア価格は旺盛な需要と天然ガスの高騰を背景に大幅に上昇している。加えて、電力コストを含めたユーティリティコストや物流費の高騰、設備の更新・補修費の増加も重なり、国内で事業を遂行していくためのコストが大幅に上昇している。

 こうした中、同社は、徹底した合理化・効率化に懸命に取り組んできたものの、自助努力の範囲を大きく超えていることから、国内で安定供給を継続するためには価格改定が不可避であると判断した。

旭化成 硝酸を値上げ、国内での安定供給維持を図る

,

2021年6月21日

 旭化成は18日、硝酸を7月1日出荷分から「10/kg円」値上げすると発表した。ここ数年で国内の環境が大きく変化しており、特に供給面では事業の撤退、能力縮小などが相次ぎ、需給のひっ迫感が非常に強まっている。また、硝酸の主原料であるアンモニア価格は旺盛な需要を背景に大幅に上昇しており、加えて物流費用や設備の維持更新費などのコストも増加。国内で事業を継続していくためのコストが大幅に上昇している。

 こうした環境下、同社は徹底した合理化や効率化に懸命に取り組んできたが、自助努力の範囲を大きく超える状況にあることから、今後、国内で安定供給を維持するためには今回の価格改定が不可避と判断した。