高付加価値製品、第四のビジネスの柱創出を加速
東亞合成の今期は、中期経営計画「Stage up for the Future」(2020~22年)の最終年度になる。基本方針に将来を支える「第4の柱」事業の創出や研究開発機能の一層強化などを掲げ、高付加価値製品事業の拡大を図っている。
今月17日に開催した決算説明会で、髙村美己志社長は
2022年2月24日
2020年3月6日
新中計を足掛かりにR&D強化、新製品創出加速
東亞合成は昨年7月に、創立75周年を迎えた。記念すべき年を最終年度とした3カ年の前中期経営計画(2017~019年)は、売上高は中計目標を100億円下回る1450億円、営業利益も42億円届かない138億円と、景気低迷のあおりを受けて、共に数値目標未達の不本意な結果に終わった。
そんな中、計数面で目標を大きく上回ったのは設備投資だ。当初予定の420億円に対し、認可ベースでの実績は560億円に上り、「特に成長戦略とインフラ整備への投資額が大きく、将来に向けて確実に企業の強靭化、あるいは増益に向けた設備の増強を行った」(髙村美己志社長)。
先月開催の決算報告に併せ、1月からスタートした新中計「Stage up for the Future」(2020~2022年)の説明会を行った。髙村社長は「新中計では、