LS領域が成長ドライバー、投資総額の半分投入
カネカはこのほど、中期経営計画(2023~2025年度)を策定した。同社は「2025+X」の長期目標として売上高1兆円、営業利益1000億円を目指しているが、3年間の中計については毎年見直しを行っている。新中計では「医療・医薬」「食糧・農業」「環境」といったライフサイエンス(LS)領域に経営資源を集中し、同領域の収益を倍増(2022年度比)させる方針。最終年度の数値目標として、売上高9000億円(2022年度比1442億円増)、営業利益650億円(同299億円増)を掲げており、2006年度に記録した最高益(営業利益476億円)の更新を狙っていく。
先日の会見において田中稔社長は