デンカ 青海工場配管破裂事故に関する最終報告書公表

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2024年1月15日

 デンカはこのほど、昨年6月に青海工場(新潟県糸魚川市)で発生した配管破裂事故について、社外の有識者と専門家を中心に構成された事故調査委員会による直接的原因、間接的要因および再発防止対策が「クロロプレンモノマー製造設備事故調査最終報告書」として取りまとめられたと発表した。提言を重く受け止め、再発防止対策の確実な実行と安全文化の醸成に取り組んでいく。

青梅工場事故報告 CP-NOxダイマーの構造式

  同事故は、

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デンカ 青海工場の死亡事故など役員報酬を一部自主返上

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2023年12月12日

 デンカは11日、青海工場(新潟県糸魚川市)で発生した配管破裂事故、同社および持分法適用関連会社の樹脂製品における第三者認証等の不適切行為の2件の事案を重く受け止め、関係役員の報酬の一部を返上すると発表した。

 山本学会長と今井俊夫社長が役員報酬月額の50%(返上期間3ヵ月間)、高橋和男専務執行役員が同40%(同)、香坂昌信執行役員(品質保証・安全担当)が同10%(同2ヵ月間)、萩原丈士執行役員(青海工場長)が同10%(同1ヵ月間)を返上する。

 同社は「今後、より一層の安全対策とコンプライアンスの強化に努め、再発防止と信頼回復に全力で取り組んでいく」とコメントしている。

 

 

デンカ 青海工場の配管破裂事故、中間報告書を公表

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2023年11月27日

 デンカはこのほど、今年6月に青海工場(新潟県糸魚川市)で発生した配管破裂事故について、「事故調査委員会」による原因の特定や再発防止対策をまとめた「クロロプレンモノマー製造設備事故調査 中間報告書」を公表した。事故調査委員会は、社外の有識者および専門家を中心に構成され、7回にわたる会議で調査を進めてきた。

 同事故は、

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デンカ 青海工場で火災発生、人的および物的被害なし

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2022年8月30日

 デンカは29日、青海工場(新潟県糸魚川市)において、28日午後3時ごろ工場内仮設プレハブ事務所で火災が発生したと発表した。

 消防当局による消火活動により、同日午後4時10分ごろに鎮火を確認。人的および物的被害はなく、プラントは生産を継続している。発生原因については関係当局と共に調査中で、原因が判明次第、関係当局の指導に従って適切な再発防止対策を実施する。

 同社は「多くの方々にご心配をお掛けすることとなり、深くお詫び申し上げます」とコメントしている。

 

デンカ 青海工場クロロプレン製造プラントで火災発生

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2022年3月23日

 デンカはこのほど、青海工場(新潟県糸魚川市)のクロロプレン(CR)製造プラントエリア内において火災が発生し、社員1人がやけどにより負傷したと発表した。

 発生は20日の午前9時半ごろで、同エリアに保管中のドラム缶より出火。直ちに消火活動に着手し、午前10時10分ごろに鎮火している。生産プラントへの影響はなく生産を継続しており、発生原因については関係当局とともに調査を進めている。

 同社は「火災原因が判明次第、関係当局のご指導に従い、適切な再発防止策を実施する」とコメントしている。

デンカ 青海工場が操業100周年、今後も持続的な成長図る

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2021年12月7日

 デンカは6日、青海工場(新潟県糸魚川市)が今年12月で操業100周年を迎えたと発表した。

 青海工場は隣接する黒姫山の石灰石や自家発電電力などの資源を有効に生かし、1921年(大正10年)にカーバイドの製造から操業を開始。独自のカーバイドチェーンにより石灰窒素肥料、セメント・特殊混和材などの無機化学品から特殊合成ゴム、高分子ヒアルロン酸製剤などの有機化学品に至るまで、幅広い製品を生産する主力工場であり続けている。

 また、2018年には工場部門間の一体的・機能的な運営や地域との相互交流の中枢(ハブ)として新総合事務所「オーミ イノベーション ハブ」を竣工するなど、社員の働きやすい環境づくりにも注力している。

 一方、同工場では操業と同時に自家水力発電所も稼働しており、今年1月には新たな自家水力発電所である新青海川発電所の送電を開始した。現在は合計16カ所、約17万世帯の電力分に相当する最大出力12.6万㎾(国内民間製造業では第2位の規模)の発電能力を保有。来年4月には新姫川第6発電所の送電開始を予定するなど、クリーンエネルギーの利用拡大を進めている。

 さらに、カーボンニュートラル実現に向けたCCUSの開発・実装展開の技術開発や、CO2吸収型コンクリート「CO2‐SUICOM」の普及に向けて、キーマテリアルとなる特殊混和材「LEAF」の研究開発に取り組むなど、スペシャリティー化を推進している。

 同社は今後も青海工場を重要拠点と位置づけ、地域の皆様とともに同工場の持続的な成長を目指していく。

デンカ 青海工場に高効率ガスタービン発電機を竣工

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2020年10月30日

 デンカは29日、ESG経営に基づくCO2などの温室効果ガス排出削減の取り組みとして、クロロプレンゴムやセメント・特殊混和材などの製造拠点である青海工場(新潟県糸魚川市)に約40億円の環境投資を行い新たに自家発電用の高効率ガスタービン発電機を竣工したと発表した。現行の火力発電に比べ発電効率が約25%向上し、年間8000㎘以上の燃料使用量(原油換算)と1万6000t以上のCO2排出量を削減する。

青海工場の高効率ガスタービン発電機
青海工場の高効率ガスタービン発電機

 同社は化学メーカーの責務として、パリ協定を念頭においた中長期の温室効果ガス排出量削減目標を策定。1万6000t以上のCO2排出削減により中期目標の全削減量の約3%、エネルギー起源の排出削減量の約6%相当の削減効果を見込む。十分な排出削減・省エネ効果を達成できるとして経済産業省より約5億円の補助金交付「エネルギー使用合理化等事業者支援事業」の採択を受けている。

 中長期的なクリーンエネルギー利用拡大の一環として、現在、千葉工場(千葉県市原市)への高効率ガスタービン発電機導入による年間約1万2000t以上のCO2削減を目指しており、新潟県姫川と青海川で建設中の2カ所の水力発電所稼働による年間約3万5000tのCO2削減と合わせ、全体で年間6万3000t以上のCO2を削減する。

 今後もSDGsを羅針盤に環境保全・保護の取り組みを進め、地球環境に配慮した企業活動を通じて持続可能な社会の実現に貢献する考えだ。

デンカ 「アビガン」原料のマロン酸ジエチルを生産開始

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2020年5月14日

 デンカは13日、新型コロナウイルス感染症の患者を対象とした抗インフルエンザウイルス薬「アビガン錠」(一般名:ファビピラビル)の原料となる「マロン酸ジエチル」の生産を今月16日より青海工場(新潟県糸魚川市)にて開始すると発表した。

 同社は、新型コロナウイルス感染症への対策を社会的責務と捉え、生産設備の立ち上げ準備を最優先で進めてきた。今後も関係各方面と連携し、日本政府が緊急経済対策として決定した「アビガン」の備蓄量200万人分拡大に向け、5月末~6月にかけて出荷を開始し、確実な原料供給を行っていく考えだ。