三井化学 幹細胞大量培養に向け高機能不織布を共同開発

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2022年3月17日

両社の知見を合わせ、幹細胞高密度大量培養に貢献する高機能不織布を共同開発する

 三井化学は16日、バイオベンチャーのフルステム(沖縄県那覇市)と幹細胞の高密度大量培養を目的に高機能不織布の共同開発を開始したと発表した。

 フルステムが開発した

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クラレクラフレックス 不織布と面ファスナー使用の障子を共同開発

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2018年11月21日

 クラレクラフレックスは20日、クラレファスニング、総合木工メーカーの中井産業(和歌山市)と共同で、張り替えが容易な障子を開発した(特許出願済み)と発表した。サッシメーカーなどの取扱先を通じて、来年から販売を開始する。

 開発品は、障子紙にクラレクラフレックスの高機能不織布「フェリベンディ」、障子枠との接合部にクラレファスニングの薄型成形面ファスナー「モールドマジック」を採用し、国内外で評価の高い中井産業がデザインした天然木の障子枠体と組み合わせたもの。

 三次元網目構造をもつ高機能不織布が、面ファスナーの微細な矢尻型フックを捉えて張り付く仕組み。断熱・遮熱といった、高機能でデザイン性の高い障子を開発した。

 最大の特長は、張り替え時の簡便性だ。フェリベンディ製の障子シートを、厚さ0.7mmの透明なモールドマジックを取り付けた障子枠体に着脱するだけで容易に行える。紙はがしや糊付けの必要がない。

 また、用いる不織布は、一般的な障子紙と比較して約5倍の強度があるため破れにくく、冬季は室内の保温や窓付近の冷気遮断、夏季は日射をカットする効果もあり、通年で快適な使用ができる。障子は優れた断熱性をもつ日本の伝統的な建具だが、障子紙は破れやすく、張り替えの手間を面倒と感じる人は少なくない。

 こうした中で、新築の住宅やマンションで和室が減少傾向にあるものの、近年は「和風モダン」なスタイルが登場し、柔らかな透光性など障子のメリットが再び見直されている。

三井化学 高機能不織布の増設設備を名古屋と四日市で稼働

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2018年10月17日

 三井化学は16日、紙おむつ市場の需要拡大に対応するため進めていた2拠点での高機能不織布の増設設備で、今月から営業運転を開始したと発表した。

 稼働が始まったのは、同社名古屋工場と、100%子会社のサンレックス工業(三重県四日市市)の設備。

 名古屋工場で増設した高機能不織布は、柔軟性の高い不織布で、増設能力は1万5000t/年。一方、サンレックス工業では、柔軟性と伸縮機能に優れた不織布を生産し、6000t/年の増設となった。

 いずれも従来のスパンボンド製造技術に三井化学独自の技術を加えた改良プロセスを採用したもの。今回の稼働で、不織布の生産能力は、海外を合わせ10万3000 t/年となった。

 増設により高機能不織布の供給体制がよりいっそう拡充されたのに伴い、プレミアム紙おむつのさらなる高品質化と幅広い用途展開を推進していく。

 同社は長期経営計画に基づき、ヘルスケア事業をモビリティ、フード&パッケージングとともにターゲット事業領域の1つとして位置付けている。

 その中で、ヘルスケア事業の1つである不織布事業については、紙おむつメーカーのアジア展開に対応して、日本とアジアへ高機能不織布を供給している。

 アジアの紙おむつ市場では、紙おむつ普及率の向上や中国の一人っ子政策の緩和などにより、堅調に需要が拡大。また昨今、特に高品質なプレミアム紙おむつ市場が急成長しており、紙おむつメーカー各社は増産体制を強化している。

 三井化学は、今後もユーザーへの安定供給を果たしていくとともに、多様化するニーズに的確に対応し、同社技術を駆使した新たな高機能不織布の開発を進めていく考えだ