[JXTGエネルギー・人事(6月1日)出向鹿島石油(鹿島製油所製油2グループマネージャー)小川功一。
JXTGエネルギー 人事(6月1日)
2020年5月8日
2020年5月8日
2020年5月8日
2020年4月24日
JXTGエネルギーはこのほど、ナノインプリント技術商品「ナノアブル」のラインアップの1つとして、高耐熱拡散板「Nanoable Diffuser(ナノアブル・ディフューザー)」と、高耐熱回折光学素子「Nanoable Diffractive Optical Element(ナノアブル・ディフラクティブオプティカルエレメント)」の販売を開始したと発表した。
近年、長寿命化や環境負荷低減の利点から、レーザーやLEDなどの個体光源が急速に普及し、プロジェクタなどの用途でも高輝度・高彩度・長寿命の実現が可能となっている。個体光源の長所に適合するため、光源周りで使用される光学素子についても、さらなる高耐熱・高耐光・長寿命が必要となり、従来の有機材料製に比べ、より信頼性の高い無機材料製が求められている。
今回販売を開始した「ナノアブル・ディフューザー」と「ナノアブル・ディフラクティブオプティカルエレメント」は、同社が持つナノインプリント生産技術・設備を活用して、無機材料のみで構成された製品だ。光学フィルム製造で培った精密塗布のノウハウを生かし、ガラス基板の表面に無機材料を用いてインプリント(元型を基材に押し付けて表面に微細な凹凸構造を形成)したもの。
「ナノアブル・ディフューザー」はチップサイズの透過性の拡散板で、高い耐熱性、耐光性を持つ。従来品と比べて光透過率や拡散形状制御などに優れるため、レーザーなどの光源の利用効果率を高めることが可能。プロジェクタや車載LiDAR、ヘッドランプなどへの活用を見込んでいる。
一方、「ナノアブル・ディフラクティブオプティカルエレメント」はチップサイズの回折光学素子で、従来のリソグラフィなどの工程と比較し、大量生産時の製造コストを低減できる。急速に普及が予想される3Dセンシングなどへの活用を見込む。いずれもカスタマイズが可能で、個別設計に合わせた受託加工にも対応する。
同社はJXTGグループ行動基準の1つ「価値ある商品・サービスの提供」の下、「ナノアブル」の展開を通じて革新的な製品を提供し、社会の発展と顧客の多様なニーズに応えていく方針だ。
2020年4月22日
JXTGエネルギーはこのほど、EV充電プラットフォームを提供するフィンランドのスタートアップ企業「Liikennevirta」(ビルタ社)へ出資し、協業検討を開始したと発表した。
ビルタ社は世界最先端のEV充電プラットフォーム技術を持ち、すでに世界28カ国でEVユーザーと充電ネットワーク事業者に技術・サービスを提供している。JXTGは、全国約1万3000カ所のSS(サービスステーション)ネットワークの強みを生かした、新たなモビリティサービス事業の創出を目指しており、その一環としてEV関連サービスの検討を進めている。今後、ビルタ社が強みとするスマート充電技術の活用について協議を進めていく。
JXTGグループは「2040年JXTGグループ長期ビジョン」の中で、ありたい姿として「低炭素・循環型社会への貢献」を掲げており、エネルギーサービスプラットフォーム事業の構築やモビリティサービス事業の創出に向け取り組みを進めていく方針だ。
2020年4月16日
JXTGエネルギーはこのほど、全国のサービスステーション(SS)で販売するガソリンエンジンオイル「ENEOSオイル」「Mobilオイル」を、最新の国際規格に適合するラインアップに切り替え、7月から順次店頭で販売開始すると発表した。
10年ぶりに更新された国際規格「API/SP」「ILSAC/GF-6」は、従来規格比1%以上の省燃費性能の向上やエンジンの異常燃焼対策・摩耗対策の強化などが要求される。この最新規格に適合するオイルを使用することで、車本来の性能の発揮と快適なカーライフにつながる。
また、「ENEOSオイル」は最新規格の認証取得とともにブランドを一新し、「ENEOS Xシリーズ」を展開する。「X」は未来への挑戦、創造性・革新性を表し、環境対応、走行性能、顧客ニーズに対する同社の姿勢を表している。
最上位の100%化学合成油グレード「ENEOS X PRIME」は、最新国際規格の要求性能を凌駕し、燃費・加速性能に加え、同社独自の乗り心地性を追求。一方、部分合成油グレード「ENEOS X」は、同規格の要求性能を満たし、高い性能とコストパフォーマンスの両立を達成している。
2020年4月14日
JXTGエネルギーは、東京大学大学院農学生命科学研究科に開設されている「バイオマス・ショア寄付講座」に対し、三菱ガス化学、三菱商事および日新商事と共同で寄付を行っている。
同講座が実現を目指す「バイオマス・ショア構想」は、大気中のCO2を削減しながら産業活動を行う社会の構築を目標としている。具体的には、海洋深層水湧昇流のある砂漠海岸で、海洋深層水を淡水と高濃度海水に分離し、淡水で農業・緑化、高塩濃度海水で藻類を培養し、それぞれの過程でCO2を吸収させることで高付加価値な生産物を得るシステムを構築するもの。また、同システムには再生可能エネルギーを活用する構想となっている。
同講座は2016年に開設され、2018年4月の三菱ガス化学が参画した第1期では、バイオマス・ショア構想の基本コンセプトの構築、実施候補地の確認などの基盤づくりが実施された。今年4月から開始する第2期では、同構想の実現可能性が検証される予定。
JXTGエネルギーは、遺伝子組み換えを一切行わない独自の発酵技術を用いて、天然色素であるカロテノイドの生産性を高める研究開発を進め、アスタキサンチンやレアカロテノイドの商品化を達成している。高塩濃度海水で培養し得られる藻類には、タンパク質やグリセロール、グルタチオン、脂質などに加え、同社が扱うカロテノイド類も含まれることから、同講座への寄付を決定した。
同社は「2040年JXTGグループ長期ビジョン」の達成に向け、機能材事業分野での「発酵生産技術」をはじめとする製品開発力の強化を通じて、革新的な事業を創出し、新たな価値を創造していく考えだ。
2020年4月13日
JXTGエネルギーへの入社、おめでとう。当社は、石油製品・石油化学製品の供給を中心に、電気・ガス・水素・再生可能エネルギーなどの多様なエネルギーや、機能材・潤滑油などの高付加価値製品を製造・販売している。
エネルギーは社会のインフラであり、1つひとつの仕事は大変やりがいがあり、責任も重いものである。今私たちが直面している環境変化は、今までになく大きく、そして速い。その対応の1つとして、グループをあげて2040年への長期ビジョンを作成した。
今年6月にJXTGホールディングスとJXTGエネルギーを実質的に統合し、スピード感を持って業務執行ができる体制へと変化する。これと同時に、JXTGエネルギーの商号を「ENEOS株式会社」に、グループ名称を「ENEOSグループ」に変更する。そして今年度から、3カ年の中期経営計画がスタートする。
ビジョンや事業計画の実現の力となるのは、社員一人ひとりの発想や情熱である。将来の予測が難しい中で生き残り、世の中の役に立ち続けるためには、社会の変化に対応し、先取りし、私たちも変化し続けなければならない。幅広くアンテナを張って変化を捉える柔軟性と、未来を作り出す意欲と、挑戦する気持ちを持った社員が必要だ。若い世代の人には、大いに期待している。挑戦の気概を持って、何にでも積極的に取り組むことが、自身を磨き、会社を変える力になる。
もう1つ大切なことは対話の力だ。対話を通じて様々な気付きや学びが生まれ、それが個人の成長につながる。また、対話を重ねることで個人の力がより大きく組織の力となり、実現性が高まる。
次に、私が大切にしているのは、「一見すると相反すると思われる2つのことを、同時にうまく実現すること」という心構えだ。また、「仕事の仕方」についても2つの側面がある。任される仕事はどんな仕事でも誠実にコツコツやること。その積み重ねから信頼が生まれ、より重要な仕事が任されるようになる。同時に、その仕事の意味を考え、付加価値をつける工夫、もっとうまくできる工夫の余地がないかを考えながら、仕事をしてほしい。
最後に、私の会社経験の中で、強く感じていることを2点。多くの経験が力になると信じ、拒否せず受け入れてまずやってみることが大事であるということ。そして、仕事で自分の力を最大限に発揮するためには、健康管理・自己管理が大切である。皆さんの若さと元気が会社の活力になるので、その若いエネルギーを会社に届けてくれることを、大いに期待する。
2020年4月13日
JXTGエネルギーはこのほど、JERAおよび大阪ガスと共同出資する扇島都市ガス供給が、川崎市扇島地区にある都市ガスの製造・供給設備(熱量調整設備)の商業運転を開始したと発表した。
同設備は、天然ガスとLPGを原料に、年間で110万t程度の都市ガスを製造するもの。製造された都市ガスについて、JERAは主に品川火力発電所の発電用燃料用として、JXTGと大阪ガスは都市ガス小売などに活用する。またJXTGとJERAが参画する東京大井地区での水素ステーション事業の水素製造用の原料としても活用する。
同設備では、JERAが天然ガスの供給と設備のオペレーション、JXTGが熱量調整するためのLPGの供給、大阪ガスがこれまでの熱量調整設備の運営に関するノウハウによる支援などを担い、扇島都市ガスを通じて、安全を最優先に同設備の運営・管理を行っていく。
2020年4月10日
JXTGエネルギーはこのほど、三菱地所と、「丸の内ビルディング」およびJXTGエネが入居する「大手門タワー・JXビル」へ4月1日から再生可能エネルギー由来電気を供給する契約を締結したと発表した。RE100などの再生可能エネルギー由来電気供給の要請に対応するため、CO2排出係数がゼロである環境配慮型電気販売を積極的に展開していく。
今回販売する電気は、川崎バイオマス発電の国内初の都市型バイオマス発電所「川崎バイオマス発電所」の木質バイオマス由来再生可能エネルギー電気となる。
また、JXTGエネは、CO2排出係数がゼロである環境配慮型電気販売に向けた調達をさらに多様化するため、同社および他社のFIT電源活用を進めている。具体的には、同社のFIT電源の活用について、特別目的会社「ENEOSリニューアブルエナジー」を設立。さらに、他社FIT電源の活用については、福島発電より、「再生可能エネルギー先駆けの地」を目指す福島県の電気を調達する。
JXTGエネルギーは今後も、環境配慮型のエネルギー供給を積極的に推進し、低炭素・循環型社会への形成に貢献していく。
2020年4月7日