DICの1-12月期 高付加価値品の低調響き減収減益

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2020年2月17日

 DICが14日に発表した2019年1-12月期の連結業績は、売上高が前年比5%減の7686億円、営業利益は15%減の413億円、経常利益は15%減の413億円、純利益は27%減の235億円の減収減益となった。

 売上高は、世界的な景気減速の中、電気・電子や自動車向け材料を中心に広範な分野で出荷が落ち込んだ。大幅な減益となった営業利益は、高付加価値製品を中心とする出荷数量の落ち込みや一部品目の製品価格の低下、円高による海外事業の換算目減りが利益を押し下げた。純利益についても、災害や買収関連の一時費用のほか、事業の効率化を目的とした一時費用の発生などが響き大幅減益となった。

 セグメント別に見ると、パッケージング&グラフィックの売上高は4%減の4164億円、営業利益は4%減の192億円。売上高は、現地通貨ベースでは0.6%の増収となったものの、ユーロと新興国通貨安の影響により円貨ベースで目減りした。

 パッケージ用インキはアジアや南米などの新興国を中心として増収。ポリスチレンは出荷が伸びた半面、原料価格の低下に伴う製品値下げの影響により減収となった。出版や新聞を主用途とする出版用インキは需要減少の影響を受けた。一方で、デジタル印刷で使用されるジェットインキは増収となった。営業利益も売上高と同様に円貨ベースで目減りした。

 カラー&ディスプレイの売上高は6%減の1164億円、営業利益は28%減の108億円。カラーフィルタ用顔料の出荷が堅調な一方で、化粧品用顔料や一般顔料の出荷が低調に推移し、TFT液晶は競争激化に伴って製品価格が低下したことで減収減益となった。また、中国での環境規制の強化や貿易摩擦に伴って顔料の原料価格が上昇したことも利益を圧迫した。

 ファンクショナルプロダクツの売上高は5%減の2686億円、営業利益は8%減の192億円。PPSコンパウンドは、世界的な自動車生産台数の減少影響を受けて出荷が低調に推移し、スマートフォンや半導体分野を主用途とするエポキシ樹脂や工業用テープは、景気減速の影響を受けて出荷が落ち込んだ。合成樹脂全般も低調だった。

 なお、2020年1-12月期の通期業績予想では、全セグメントでの増収増益を見通し、売上高8100億円、営業利益450億円、経常利益440億円、純利益235億円を見込んでいる。

 

星光PMC 12月期決算

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2020年2月14日

[星光PMC/12月期決算](13日)単位100万円、カッコ内は対前期増減率。▽連結=売上高27,970(8.0%)、営業利益2,790(41.7%)、経常利益2,839(36.5%)、純利益1,961(25.6%)。

昭光通商 12月期決算

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2020年2月14日

[昭光通商/12月期決算](13日)単位100万円、カッコ内は対前期増減率。▽連結=売上高119,960(▲8.1%)、営業利益2,149(14.2%)、経常利益2,484(20.6%)、純利益1,814(18.8%)。

東亞合成 12月期決算

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2020年2月14日

[東亞合成/12月期決算](13日)単位100万円、カッコ内は対前期増減率。▽連結=売上高144,955(▲3.4%)、営業利益13,782(▲16.0%)、経常利益15,230(▲12.5%)、純利益10,387(▲18.5%)。

KHネオケムの12月期 製品価格下落などで減収減益

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2020年2月14日

 KHネオケムの2019年12月期連結決算は、売上高が前期比7%減の942億円、営業利益は同12%減の96億円、経常利益は同12%減の99億円、当期純利益は同3%増の69億円。

 平井謙一常務取締役CFOは「売上高については、国産ナフサ価格が低下したことにより、基礎化学品を中心に製品価格が下がったことに加え、販売数量が

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昭和電工の1-12月期 営業利益が33%減の1208億円

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2020年2月14日

 昭和電工は13日、2019年12月期連結決算を発表した。売上高は前年比9%減の9065億円、営業利益33%減の1208億円、経常利益同33%減の1193億円、純利益35%減の731億円となった。

 決算会見で森川宏平社長は「電子材料、FA産業機器、自動車市場の低調と、黒鉛電極の下半期からの失速により減益となった。ただ、営業利益は

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クラレの1-12月期 米社の火災事故訴訟費用で純損失

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2020年2月14日

 クラレは13日、2019年12月期の連結業績を発表した。売上高は前年比5%減の5758億円、営業利益18%減の542億円、経常利益21%減の483億円、純損失20億円(前期比355億円悪化)となった。

 伊藤正明社長は「世界的な景気減速の影響を受け、多くの事業で

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東海カーボンの1-12月期 黒鉛電極販売減で減益に

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2020年2月13日

 東海カーボンの2019年12月期連結決算は、売上高が前期比13%増の2620億円、営業利益は同26%減の543億円、経常利益は同27%減の530億円、当期純利益は同56%減の320億円となった。

 セグメント別では、黒鉛電極事業の売上高は同11%減の913億円、営業利益は同30%減の394億円。主要原材料の世界的なひっ迫などにより販売価格が上昇した。一方、黒鉛電極のひっ迫を背景に、前年に積み増しされた顧客の在庫や米中貿易摩擦の影響などにより、黒鉛電極の引き取り量は低下した。

 カーボンブラック事業の売上高は同32%増の1018億円、営業利益は同18%減の85億円。タイヤメーカー向けの販売は、アジア地域では米中貿易摩擦の影響を受け販売数量が減少したが、米国の新拠点Tokai Carbon CBが2018年9月から連結寄与したため、販売数量が増加した。

 ファインカーボン事業の売上高は同20%増の304億円、営業利益は同64%増の61億円。半導体・太陽光発電・一般産業用向けはいずれも堅調に推移。また、韓国のTokai Carbon Koreaが2018年6月から連結子会社となり、売上高・営業利益の増加に寄与した。

 ドイツの炭素黒鉛製品メーカーTokai COBEX HoldCoと、そのグループ会社を連結子会社化したことから、新たにセグメントに追加した精錬ライニング事業の売上高は147億円、営業損益は16億円の損失。Tokai COBEX HoldCoの5カ月の営業利益は56億円となっているが、セグメント会計で取得原価の配分に伴う評価差額に関わる償却費42億円、のれん償却費16億円、取得関連費用14億円を費用計上した。

 工業炉及び関連製品事業の売上高は同11%増の126億円、営業利益は同6%増の32億円。その他事業の売上高は同27%減の113億円、営業損益は2100万円の損失(前年同期は11億円の営業利益)となった。

 2020年度の連結業績予想は、売上高が2019年度比4%減の2512億円、営業利益は同48%減の282億円、経常利益は同48%減の278億円、当期純利益は同48%減の166億円を見込んでいる

AGCの1-12月期 販売価格下落で減収減益

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2020年2月6日

 AGCは5日、2019年12月期連結決算(IFRS)を発表した。売上高は前年同期比0.3%減の1兆5180億円、営業利益41%減の1016億円、親会社の所有者帰属純利益50%減の444億円。

 決算会見で宮地伸二代表取締役専務執行役員は「売上高は、新規連結の効果があったものの、ユーロ安などの影響があり減収となった。営業利益はディスプレイ用ガラスや

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クラレ 通期業績予想を下方修正、米国火災事故で特損

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2019年11月29日

 クラレはこのほど、第4四半期に特別損益を計上し、通期業績予想を修正した。当期純利益を25億円(前回予想比260億円減)に下方修正する。2018年に米国子会社で発生した火災事故に関し、10月24日に140億円の特別損失の計上を発表していたが、今回、新たに340億円を特別損失として計上した。