AEPW 三菱ケミカルHD越智社長「日本が廃プラ問題に積極的に関与」

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2019年7月23日

 Alliance to End Plastic Waste(AEPW:廃棄プラスチックを無くす国際アライアンス)は22日、都内で日本初の国際フォーラムを開催。その後に記者会見を行った。

フォーラムに出席した(左から)岩田圭一住友化学社長、越智仁三菱ケミカルHD社長、ヴァージニー・ヘリアスP&G副社長、淡輪敏三井化学社長
フォーラムに出席した(左から)岩田圭一住友化学社長、越智仁三菱ケミカルHD社長、ヴァージニー・ヘリアスP&G副社長、淡輪敏三井化学社長

 P&Gチーフ・サステナビリティ・オフィサーのヴァージニー・ヘリアス副社長はAEPWについて「全世界グローバル企業40社が(5年間で)15億ドルをコミットしている環境における廃棄プラスチックを無くすための世界最大規模の取り組みだ」として活動内容を説明した。

 同アライアンスはプラスチックの製造、加工、使用、廃棄物管理などバリューチェーン全体からさまざまな企業が参加。4つの主要分野として①インフラ開発②廃プラ収集とリサイクル増加により使用済みプラの価値を創造するイノベーション③実際に行動を起こすために企業・政府によるコミュニティに対する教育・啓発活動④海への流出を防ぐため河川などのクリーンアップを挙げている。

 戦略を下支えする3つの基本原則として、プラは有用な資源であり再利用が必要、廃棄プラを環境に流出させないことで経済的な効果を生み出す、成功を収める上で必須となる官民連携といったコラボレーションの重要性を示した。

 続いて三菱ケミカルホールディングスの越智仁社長が、AEPWに

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