BASFジャパン 建築用塗料で共同ブランディング

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2019年5月28日

 BASFジャパンと総合塗料メーカーの菊水化学工業(名古屋市)は、建築用塗料の耐久性の重要性に関する認知向上のための共同ブランディングを開始した。この取り組みは、共同開発した高性能樹脂を使い、菊水化学が製造販売する高耐候性アクリルシリコン樹脂塗料「水系ファインコートシリコン」を通じて行う。

 同製品はBASFのコアシェル技術を活用した、多層構造のポリマー粒子から成るアクリルディスパージョンに、紫外線による経年劣化を防ぐ同社の光安定剤「チヌビン」を配合した専用樹脂を採用することで、建物の長期にわたる美観維持に寄与する。

 共同ブランディングでは、「水系ファインコートシリコン」のパッケージやパンフレットにBASFのロゴが付くほか、パッケージに「チヌビン」のウェブサイトをQRコードで表示し、塗料の耐候性の重要性を訴求する。

 外壁塗装は建物を保護するために施されているが、日光・雨・ほこり・風に直接さらされることで、一部の塗料は徐々に割れてはがれ、時間の経過とともに保護機能を失う。

 「水系ファインコートシリコン」に使われる「チヌビン」は、有害な紫外線から塗膜を保護し、光沢低下とひび割れ、チョーキング(白亜化)のような塗膜劣化を最小化する。

 菊水化学の山口均社長によると、「水系ファインコートシリコン」は、建築物の期待耐用年数を、一般的なシリコン樹脂塗料の10~12年から12~16年に延長できるという。

 日本では住民の高齢化や空室問題などで、マンションの大規模修繕費用の不足が課題となっており、耐用年数の延長は、日本の不動産管理会社や住宅所有者にとって、環境に優しく、コスト削減につながるソリューションになるとのこと。

BASFジャパン 茅ケ崎に建設化学品事業の本部を開設

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2018年11月26日

 BASFジャパンはこのほど、神奈川県茅ケ崎市に、日本の建設化学品事業の本部として、「コンストラクション・コンピテンシーセンター」を開設したと発表した。同センターの設立により、建設業界の顧客へ提供するBASFのイノベーションとサービスを、さらに向上させる。

茅ケ崎市に開設した「コンストラクション・コンピテンシーセンター」
茅ケ崎市に開設した「コンストラクション・コンピテンシーセンター」

 BASFジャパン建設化学品事業部の池田尚浩執行役員によると、前身の茅ケ崎技術開発センターでは長年、コンクリートに関する様々な研究テーマについて、知識や最善の方法を業界の専門家と共有してきた。

 この信頼とイノベーションを継承し、業界でのリーディングポジションを高め、建設産業に向けた高品質な製品やソリューションの提供をするため、茅ケ崎技術開発センターをコンストラクション・コンピテンシーセンターとして、新たにスタートさせたという。

 また、同センターをBASFの建設化学品事業部の本部として定め、日本全国16カ所の生産拠点と、販売子会社のポゾリス・ソリューションズのオペレーション業務を統括する。

 池田執行役員は「セールスやマーケティング、カスタマーサービス、研究開発、生産管理などの機能を統括することで、業務効率が向上する」と述べ、引き続き設備投資を行っていく方針も示した。

 BASFは2016年に建設化学品事業部に新たな研究開発チームを設置し、昨年はポゾリス・ソリューションズを設立した。今年は革新的混和剤「マスターレオシュア」と、トンネル建設のソリューション「マスターロック」を上市している

BASFジャパン 大学生向け無料のキャリア支援カフェに協賛

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2018年10月22日

 BASFジャパンは、先月25日からエンリッションが運営する「知るカフェ」の15店舗をスポンサー企業として支援している。

 「知るカフェ」は、質の高いコーヒーや快適な学習の場と、キャリア支援を受ける機会を無料で提供する、大学生限定のカフェ。これらのカフェはスポンサー費用により大学の徒歩圏内で運営されており、学生が企業との交流を通してプロの世界について学び、将来のキャリアについて考える環境が整備されている。

 BASFジャパン人事本部長の中山多美恵執行役員は「『知るカフェ』は、学生が有力企業とつながりをもち、将来のキャリアを形成していく上で役立つユニークなプラットフォームだ。スポンサーとして支援することにより、カジュアルな雰囲気のなかで、採用候補者をはじめ、将来当社の顧客やコミュニティーリーダーになり得る方々と触れ合い、良い関係を築くことができる」との考えを示した。

 BASFは今後、キャリア支援とプロモーション活動の一環として、カフェで交流会を開催する予定だ。