DICはこのほど、100%子会社であるDIC(China)が、中国のコーティング用樹脂メーカーTODNM社(広東省)を買収したと発表した。DICはインドの子会社でもコーティング用樹脂の新工場建設を進めるなど同事業の拡大に注力しており、今回のTODNM社の買収と併せ、2030年までにアジア地域全体でシェア5%の獲得を目指していく方針だ。
コーティング用樹脂事業において、中国市場は世界最大の需要地であり、今後も高成長が見込まれている。DICは中国において2拠点(中山、張家港)体制でコーティング用樹脂を生産・販売しているが、