DIC ウクライナへ人道支援、30万ドル相当を寄付

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2022年4月18日

 DICはこのほど、ウクライナにおける人道支援のため、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)へ寄付することを決定したと発表した。また併せて、子会社サンケミカルと共同基金を設立し、同基金を通じた寄付を実施し、これらの総額は30万ドル相当となる。

 内容として、国連UNHCR協会を通じて拠出した寄付・義援金は、ウクライナおよび欧州地域での難民救援活動に充当される。サンケミカル社との共同基金による拠出金は、欧州地域の同社グループ各拠点を通じて、ポーランドなどウクライナ周辺諸国に避難している人々に対し、住居、医療、食糧の提供などをはじめとした直接的な支援・救援活動に充当される。

 同社グループは、今回の支援が厳しい環境下で暮らす人々の生活支援の一助となることを願うとともに、今後も人道的見地での対応を実施していく。同社は「1日も早く停戦合意に至り、ウクライナの人々に平和と安全が戻ることを心より願っています」とコメントしている。

DIC PPS樹脂製品を値上げ、コスト上昇に対応

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2022年4月15日

 DICは14日、PPS樹脂製品「DIC.PPS」について、今月25日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、PPSコンパウンドの強化タイプが「60円/kg」、非強化タイプが「90円/kg」、PPSニートポリマーが「90円/kg」となっている。

 昨今の原材料・燃料・副資材価格および物流諸経費や各種サーチャージなどのさらなる高騰により、製品コストが上昇している。同社はこれまで様々な合理化施策に取り組んできたが、自助努力のみでは吸収し得る水準を超える極めて厳しい状況にあることから、今後の製品の安定供給と品質の維持・向上を図るために、値上げが避けられないと判断した。

DIC モノマテリアル需要に対応、ラインアップを拡充

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2022年4月12日

 DICおよびDICグラフィックスはこのほど、リサイクルに適したモノマテリアル(単一素材)包装材料に対応したインキやコート材、接着剤、特殊シーラントフィルムなどの製品ラインアップを4月から拡充すると発表した。これら製品群のニーズ拡大により、2025年までに50億円の売上を目指す。

 国内では4月から「プラスチック資源循環促進法」が施行される。同法は製品設計から廃棄物の処理までプラスチックの商流のすべてにおける資源の循環などの取り組みを促進するための法律。同法の施行によりプラスチック使用製品の製造事業者は製品構造や材料についても資源循環を意識した対応が求められるため、今後モノマテリアル包材の需要拡大が見込まれる。

 現状、包装材料は

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【化学企業 入社式訓示⑤】DIC 猪野薫社長

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2022年4月8日

 私は「働きがい」とは〝やりがい〟と〝働きやすさ〟の掛け算だと考えている。

 皆さんはこれから各職場に配属され、職種によっては最初からテレワーク勤務となり、職場という実感が持てない中で就業していく。1 on 1ミーティングを通じて、職場の先輩、上司には単に新入社員をケアするということでなく、双方向のコミュニケーションを心掛けることを励行している。最初は戸惑いも多いと思うが、

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DIC 顔料製品にサーチャージ制を導入、4月1日から

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2022年3月24日

 DICは23日、同社グループが取り扱う顔料製品について、4月1日出荷分から「サーチャージ制」を導入し、価格改定することを決定したと発表した。4月1日出荷分からのサーチャージ額は「22~165円/kg」となる。

 昨今の世界経済の悪化により、顔料事業における原材料や資材などのあらゆるコストが高騰。とりわけ海運や陸運などの運賃やエネルギー価格はこれまでに前例がない水準にまで達している。同社は、引き続き自助努力による吸収を続けているが、昨今のコスト上昇を吸収することは極めて困難な状況にあることから、今後の安定供給と事業継続を図るために、運賃やエネルギー価格の値動きを製品価格に付加する「サーチャージ制」を導入し、それに伴う価格改定が必要と判断した。

 なお、「サーチャージ制」は、輸送サーチャージとエネルギーサーチャージで構成し、設定基準は四半期毎に見直すとしている。

DIC 共押出多層フィルムを値上げ、原材料価格が高騰

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2022年3月23日

 DICは22日、共押出多層フィルム「DIFAREN」全銘柄について、4月15日納入分から値上げすると発表した。改定幅は「一連(500㎡)あたり700円以上(厚み20㎛換算)」。

 ロシアのウクライナ侵攻による経済環境の悪化により、原油および国産ナフサ価格が急騰し、フィルム製品の原材料の価格はさらに上昇している。加えて、エネルギー費、物流費、副資材費などのコストも事業収益を圧迫している。この様な状況の下、同社は自助努力を続けてきたが、これら費用の吸収は極めて困難な状況にあることから、今後の事業継続のために、値上げが避けられないと判断した。

ポリスチレン各社 4月から値上げ、2四半期ぶり

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2022年3月10日

ナフサ・ベンゼンが騰勢を継続、採算是正を図る

 ポリスチレン(PS)メーカー3社の原料高に対応した2四半期ぶりの値上げが出揃い、4月1日の実施に向けユーザーとの交渉が本格化している。改定幅は、

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DIC 長期経営計画、パラダイムシフトに対応

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2022年3月4日

次世代・成長事業に資源を集中、新たな柱に育成

 DICはこのほど、新経営ビジョンおよびその実現に向けた長期経営計画「DIC Vision 2030」を発表した。

 先日開催された決算会見において、浅井健取締役常務執行役員は

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DIC フェノール樹脂および尿素メラミン樹脂を値上げ

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2022年3月3日

 DICは1日、100%子会社のDIC北日本ポリマがフェノール樹脂および尿素メラミン樹脂製品について、3月15日納入分から値上げすると発表した。改定幅はフェノール樹脂(固形、溶液)が「20~50円/kg」、尿素メラミン樹脂(溶液)が「15~30円/kg」。

 昨今、原油価格の再上昇が続き、主原料のベンゼン、フェノール類やメタノール、尿素、メラミンなどの価格が高騰。また、新型コロナの感染拡大や環境規制による影響も含め、ユーティリティーや物流コスト、容器価格も上昇し、樹脂原材料を取り巻く環境は一層厳しさが増している。

 こうした中、同社は、引き続き自助努力による吸収を続けているものの、昨今のコスト上昇を吸収することは極めて困難な状況にあることから、今後の安定供給と事業継続を図るために値上げが避けられないと判断した。