DIC 共押出多層フィルムを値上げ、原材料価格が高騰

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2022年3月23日

 DICは22日、共押出多層フィルム「DIFAREN」全銘柄について、4月15日納入分から値上げすると発表した。改定幅は「一連(500㎡)あたり700円以上(厚み20㎛換算)」。

 ロシアのウクライナ侵攻による経済環境の悪化により、原油および国産ナフサ価格が急騰し、フィルム製品の原材料の価格はさらに上昇している。加えて、エネルギー費、物流費、副資材費などのコストも事業収益を圧迫している。この様な状況の下、同社は自助努力を続けてきたが、これら費用の吸収は極めて困難な状況にあることから、今後の事業継続のために、値上げが避けられないと判断した。

ポリスチレン各社 4月から値上げ、2四半期ぶり

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2022年3月10日

ナフサ・ベンゼンが騰勢を継続、採算是正を図る

 ポリスチレン(PS)メーカー3社の原料高に対応した2四半期ぶりの値上げが出揃い、4月1日の実施に向けユーザーとの交渉が本格化している。改定幅は、

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DIC 長期経営計画、パラダイムシフトに対応

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2022年3月4日

次世代・成長事業に資源を集中、新たな柱に育成

 DICはこのほど、新経営ビジョンおよびその実現に向けた長期経営計画「DIC Vision 2030」を発表した。

 先日開催された決算会見において、浅井健取締役常務執行役員は

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DIC フェノール樹脂および尿素メラミン樹脂を値上げ

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2022年3月3日

 DICは1日、100%子会社のDIC北日本ポリマがフェノール樹脂および尿素メラミン樹脂製品について、3月15日納入分から値上げすると発表した。改定幅はフェノール樹脂(固形、溶液)が「20~50円/kg」、尿素メラミン樹脂(溶液)が「15~30円/kg」。

 昨今、原油価格の再上昇が続き、主原料のベンゼン、フェノール類やメタノール、尿素、メラミンなどの価格が高騰。また、新型コロナの感染拡大や環境規制による影響も含め、ユーティリティーや物流コスト、容器価格も上昇し、樹脂原材料を取り巻く環境は一層厳しさが増している。

 こうした中、同社は、引き続き自助努力による吸収を続けているものの、昨今のコスト上昇を吸収することは極めて困難な状況にあることから、今後の安定供給と事業継続を図るために値上げが避けられないと判断した。

DIC PSとスチレン系製品を値上げ、原料高に対応

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2022年3月3日

 DICは2日、ポリスチレン(PS)製品およびスチレン系製品について、4月1日納入分から値上げすると発表した。対象製品は、「ディックスチレンGPPS」「ハイブランチ」「ディックスチレンHIPS」「エラスチレン」で、改定幅は各製品とも「17円/kg以上」。

 昨今の原油価格の上昇に伴い、国産ナフサ、ベンゼン、原燃料の価格高騰が進み、PSの原料調達価格と生産コストが上昇している。同社は、引き続き自助努力による吸収を続けてきたが、原材料価格などの上昇を吸収することは極めて困難な状況にある。今後の安定供給と事業継続を図るためには価格改定が避けられないと判断し、今回の値上げを決定した。

 なお、今後の社会情勢次第では再度価格改定する可能性があるとしている。

DICの12月期 高付加価値製品が好調で増収増益

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2022年2月21日

 DICは18日、2021年12月期(1-12月期)の連結業績を発表した。売上高は前年同期比22%増の8554億円、営業利益8%増の429億円、経常利益20%増の438億円、純利益67%減の44億円となった。

 オンライン会見の中で、古田修司常務執行役員・最高財務責任者は

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DIC 不飽和ポリエステルなど値上げ、コストが上昇

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2022年2月14日

 DICは10日、100%子会社のDICマテリアルが、不飽和ポリエステル樹脂とビニルエステル樹脂について、3月1日納入分から値上げすると発表した。改定幅は、不飽和ポリエステル樹脂が「33円/kg以上」、ビニルエステル樹脂が「40円/kg以上」。

 原油・国産ナフサ価格のさらなる高騰と原料メーカーからの採算是正に伴い、製品の原材料価格は大幅に上昇し、一部の原料では供給問題も継続している。加えて、ユーティリティ費用、物流費、容器費、設備保全などのコスト上昇も続いている。

 同社は、引き続き自助努力による吸収を続けているものの、昨今のコスト上昇を吸収することは極めて困難な状況にあることから、今後の安定供給と事業継続を図るためには、価格改定が避けられないと判断した。

 

DIC エポキシ系可塑剤を値上げ、主原料の価格が上昇

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2022年2月1日

 DICは31日、エポキシ系可塑剤について、2月10日納入分から値上げすると発表した。対象製品と改定幅は、エポキシ化大豆油(ESBO)が「15円/kg」、エポキシ化亜麻仁油(ELSO)が「70円/kg」、その他エポキシ系可塑剤が「28円/kg以上」となっている。

 主原料の植物油は中国などの旺盛な需要や、世界的な脱炭素の流れを受けたバイオマス燃料需要の高まりにより、価格の上昇が継続。また、原油価格高騰に伴い、各種石油化学原料やユーティリティ費用、物流費用も上昇を続けている。同社は、引き続き自助努力による吸収を継続しているが、昨今のコスト上昇を吸収することは極めて困難な状況にあることから、今後の事業継続を図るために値上げが避けられないと判断した。

DIC 速硬化炭素繊維強化プリプレグ、ENEXに出展

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2022年1月26日

 DICはこのほど、東京ビッグサイトで開催される「ENEX2022 第46回地球環境とエネルギーの調和展」(1月26~28日)に最先端の速硬化炭素繊維強化プリプレグ「DICARBO LF(ダイカーボ エルエフ)」を出展すると発表した。

地球環境とエネルギーの調和展に出展する「DICARBO LF」

 同展は、省エネ分野の国内最大規模の展示会として毎年開催。2050年までに温室効果ガス(GHG)排出を実質ゼロにするカーボンニュートラルの実現に向け、「脱炭素社会」の実現に貢献する最新の省エネ、エネルギーマネジメントやデジタル技術、再エネ関連の商材などが出展される。

 同社は、輸送車両のほか、幅広い産業における省エネ化や高機能化に貢献する最先端の素材として、世界最速硬化・冷蔵・冷凍保管が不要な速硬化炭素繊維強化プリプレグを新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)ブース内に出展する。同製品は、NEDOの助成事業「戦略的省エネルギー技術革新プログラム」に採択され開発。炭素繊維複合材料(CFRP)の生産性向上により、その普及を促進し、軽量化による低燃費化、省エネ化に貢献する。