DSMのグループ会社であるDSMエンジニアリングマテリアルズはこのほど、同社の再生海洋プラスチック由来の部品をフォードが採用したことが評価され、フォード、ヘラマンタイトン、DSMがSPEからイノベーションアワードを受賞したと発表した。
これは同社の
2022年1月21日
2021年11月2日
DSMエンジニアリングマテリアルズはこのほど、カーボンフットプリント(CFP)とGHG排出量の削減を促進させ、顧客のサステナビリティ目標の達成実現に向けさらなるサポートをすると発表した。
達成目標として、①GHG排出合計(スコープ1、2、および3の上流を含む)と自社製品のCFPを、2030年までに2016年の基準値から50%削減、②2025年までに全ての製造工場で100%再生可能電気を使用(2020年では70%達成)、③2040年までにスコープ1、2のGHG排出のネットゼロを達成し、2050年までにすべてのバリューチェーンでネットゼロを目指す、ことを掲げる。
同社は、科学に基づき、顧客の用途やニーズに応じて幅広いソリューション開発で長年の実績を誇り、顧客のポートフォリオの将来性を高めることに貢献している。戦略的なサプライヤーと協力し、サステナビリティへの取り組みを強化することで、GHG排出をスコープ1と2のみに限定することが多い同業他社との差別化を図っている。今回の発表は、同社のサステナビリティロードマップに沿っており、またそれを強化するものとなる。
今年6月にDSMは「Akulon PA6」のCFP半減達成を発表し、「Stanyl PA46」と「Arnitel TPC」についてもGHG削減のロードマップを作成した。DSMエンジニアリングマテリアルズは再生可能電力100%を目指し、欧州と中国の工場では、再生可能電力を供給。さらに、2030年までに既存の全製品群において、植物由来またはリサイクルベースの代替品を開発・展開することを約束しており、すべての主要製品群で特定のグレードを提供している。
同社は、こうした取り組みにより、2040年までにGHG排出(直接生産および再生可能電力を通して)のネットゼロを達成し、2050年までにすべてのバリューチェーンでネットゼロを目指す。バリューチェーンを完全に透明化するため、サプライヤーからの情報に基づき、地域ごとに検証されたすべての主要グレードのCFPデータを、バリューチェーンの川下である顧客に提供している。