帝人フロンティア マイアミで開催の不織布展に出展

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2019年3月20日

 帝人フロンティアは25~28日に米マイアミで開催される「IDEA2019」に出展する。同展示会は不織布に関連する新製品や新技術が一堂に展示される世界3大不織布展の一つ。約70ヵ国から550社以上が出展し、7000人を超える来場者が見込まれている。

 同社は超極細ナノファイバー「ナノフロント」、湿式不織布用ポリエステルショートカットファイバー「テピルス」、長繊維不織布「ユニセル」、環境配慮型素材、各種機能素材などを展示する。

 「ナノフロント」は、直径700㎚の繊維で、摩擦力・グリップ力・肌へのやさしさ・拭き取り性に優れており、グローブやソックス、スキンケア製品、工業用ワイプ用途など、幅広く展開している。今回の出展では「ナノフロント」を使用した不織布やバグフィルターを紹介する。「テピルス」は分散性・抄紙工程性に優れる湿式不織布用ポリエステル。カスタムメイドを含む幅広い製品ラインアップにより、多種多様なニーズに対応できる。「ユニセル」は独自製法による長繊維不織布。優れたヒートシール性、成形追随性、吸油・保湿性を持ち、鮮やかな印刷も可能だ。

 環境配慮型素材では、リサイクルポリエステル繊維「エコペット」、リサイクルポリエステルを使用した高級ポリエステルクッション材「エルク」、構成成分の一部が植物由来で形態回復性や耐久性に優れるポリトリメチレンテレフタレート(PTT)繊維「ソロテックス」「ソロテックス オクタ」、エアスルー不織布用芯鞘繊維などを紹介。機能素材では、高中空ポリエステル原綿「エアロトップ」やエアレイド不織布用芯鞘繊維、吸音材用途の超極細ポリエステル不織布などを展示する。

 同社では独自素材によるソリューションを幅広く提案することで、不織布市場でプレゼンス向上を図るとともに、新規顧客の開拓とさらなる採用拡大を目指す。