旭化成は9日、スチレン系特殊透明樹脂などを15日出荷分から値上げすると発表した。
対象製品はスチレン系特殊透明樹脂が「アサフレックス」、スチレン系熱可塑性エラストマーが「タフプレン」「アサプレンT」など、水添スチレン系熱可塑性エラストマーが「タフテック」「S.O.E.」などで、値上げ幅は各製品とも15円/kg以上となっている。
ナフサやブタジエン、スチレンモノマーなどの原料市況の上昇を背景に、対象製品の製造コストは、自助努力の範囲を超えて大幅に上昇している。こうした中で、同社は製品の安定供給維持のためには、価格改定を実施せざるを得ないと判断し、今回の値上げを決定した。