積水化学 サステナブルなまち第2弾、東松山で販売開始

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2020年10月22日

 積水化学工業はこのほど、同社が取り組むまちづくり「SEKISUI Safe&Sound Project」の一環として、「東松山リードタウン」(埼玉県東松山市)の販売を開始した。

 同県朝霞市で進める「あさかリードタウン」に次ぐ第2弾と位置づけ、まちの地下部分は雨水貯留システム「クロスウェーブ」など、同社のインフラ技術で基盤を整備し、地上部分は太陽光発電システムや蓄電池を搭載した同社ブランド「スマートハイムシティ(戸建て分譲地)」や「ハイムスイート(分譲マンション)」で構成。コンセプトに掲げる安心・安全で、環境にやさしい、サステナブルなまち・住まいの提供を目指す。

 東武東上線「東松山駅」東口から徒歩2分に立地する約6100平米の敷地に、戸建て分譲住宅23区画(建売分譲・建築条件付き)、地上12階建て分譲マンション105戸を予定。15日から建築条件付き土地の販売を開始した。

 『東松山リードタウン』のイメージ
「東松山リードタウン」のイメージ

 

積水化学 札幌でサステナブルなまちづくりの開発に着手

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2020年3月5日

 積水化学工業はこのほど、長谷工不動産と共に札幌市豊平区平岸地区の「自衛隊札幌病院」跡地(約4万8500㎡)を取得し、「SEKISUI Safe&Sound Project」として災害に強いサステナブルなまちづくり「札幌平岸リードタウン(仮称)」の開発に着手すると発表した。

札幌平岸リードタウン(仮称)
札幌平岸リードタウン(仮称)

 積水化学は、世界の人々の暮らしと地球環境の向上のために、取り組むべき社会課題の領域を「住・社会のインフラ創造」と「ケミカルソリューション」に定め、ESGを経営戦略の中心に置き、事業と一体となった取り組みを推進。

 同プロジェクトではESG経営を具現化し、積水化学グループの技術力をFusion(融合)させたサステナブルなまちづくりに取り組んでおり、第1弾として、埼玉県朝霞市で「あさかリードタウン」の開発が進んでいる。

 今回の「札幌平岸リードタウン(仮称)」では、約4万8500㎡の敷地に戸建て分譲住宅、分譲マンションのほか、商業施設と医療施設を建設する複合型の開発を計画。住・商・医が徒歩圏内に揃った地域のシンボルとなるコンパクトシティを目指す。

 まちの地下部分は同社のインフラ技術で基盤を整備し、地上部分はレジリエンス機能を備え、積雪地域でも安心して快適に暮らせる住まいの提供を予定している。また、多彩な商業施設により地域経済の活性化に貢献するだけではなく、昨年1月に設立したセキスイタウンマネジメント(東京都港区)による地域コミュニティの形成、管理運営など豊富なサポートを通じて、周辺地域を含めたまちの魅力の維持・向上に努める。

 開発予定地は、札幌市営地下鉄南北線「南平岸駅」から徒歩約8分の距離にあり、札幌市南東部に位置する。「さっぽろ駅」へ7駅11分という利便性の高さと天神山緑地や精進河畔公園などの豊かな緑を兼ね備えた、人気の高い環境良好な地域だ。

 なお、「札幌平岸リードタウン(仮称)」は2024年に全域の竣工を予定している。