帝人フロンティア タイのポリエステル工場でCO2排出量を削減

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2019年3月1日

 帝人フロンティアのグループ会社で、タイでポリエステル繊維の製造販売を手がけるテイジン(タイランド)社(TJT)は、CO2排出削減に取り組む。ポリエステル繊維の工場内に、環境配慮型のガスコジェネレーションシステムを導入することで、年間約2万tを削減する。これはタイの約5000人の年間CO2排出量に相当する。6月から同システムの導入工事を開始し、来年7月に運用を開始する予定。

 今回導入するガスコジェネレーションシステムは、関西電力のタイ現地法人である関西エナジーソリューションズタイランド社が提供する。天然ガスを使い、発電廃熱を再利用することで、CO2排出量の削減や省エネルギー化が可能となる。同システムの導入にあたっては、関西電力が2国間クレジット制度を活用し、低CO2排出型小規模自家発電機と吸収式冷凍機を、TJT敷地内に設置することになる。

 帝人フロンティアグループでは「帝人グループ地球環境憲章」と「帝人グループ地球環境行動目標」に則って、CO2や化学物質の排出量削減などに取り組んでおり、これからも地球環境保全に貢献していく。