UBE CPLの2月契約価格、8ヵ月ぶりに上昇

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2023年2月24日

中国の市況上昇が背景、足元はすでに調整局面に

 UBEは、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、2月(上旬決め)の韓国・台湾大手向け契約価格を前月比220ドル高の1770ドルで決着した。昨年6月以来、8ヵ月ぶりの上昇となる。スプレッドについても、

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UBE 組織改正(2023年4月1日)

2023年2月20日

[UBE/組織改正](4月1日)▽パフォーマンスポリマー&ケミカルズ事業部①「企画管理統括部」を新設する。

UBE 千葉工場のBR、ISCC PLUS認証を取得

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2023年2月7日

 UBEは6日、UBEエラストマーが千葉工場で生産するブタジエンゴム(BR)「UBEPOL BR」「UBEPOL VCR」について、持続可能な製品の国際的な認証制度の1つである「ISCC PLUS認証」(国際持続可能性カーボン認証)を取得したと発表した。

 ISCCとは、

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UBEの4-12月期 ナイロンチェーンの下振れで減益

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2023年2月6日

 UBEは3日、2023年3月期第3四半期(4-12月期)連結業績を発表した。売上高は前年同期比23%減の3684億円、営業利益61%減の130億円、経常損失33億円(同339億円減)、純損失12億(同193億円減)となった。

 同日開催の電話会見の中で、藤井正幸取締役常務執行役員CFOは

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UBE ガス分離膜を増設、生産能力を現行比1.8倍に

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2023年1月31日

 UBEは30日、CO2分離膜を中心とする需要の急増に対応するため、宇部ケミカル工場内のガス分離膜用ポリイミド中空糸製造設備と堺工場内のガス分離膜モジュール製造設備を増設すると発表した。いずれも2025年度上期の稼働を予定し、生産能力は現行比で約1.8倍に拡大する。

CO2分離膜

 同社のガス分離膜事業は、

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UBE、CPL1月契約価格、2ヵ月連続100ドル安

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2023年1月27日

中国経済の混乱が要因、春節休暇明けの動向注視

 UBEは、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、1月(上旬決め)の韓国・台湾大手向け契約価格を前月比100ドル安の1550ドルで決着した。12月は原料ベンゼン見合いで100ドル安となっていたが、1月はゼロコロナ政策を緩和した中国の混乱が重荷となり、2ヵ月連続で大幅安となっている。

 CPLの契約価格は、中国から輸出されるナイロンチップの動向に左右される。昨年2月まで中国からの輸出量は月2万tペースだったが、行動制限による内需の低迷で増加基調となり、6月には4万1000tを記録。その後、3万t台まで落ちたものの、再び10月3万8000t、11月3万9000tと高水準で推移している。安価な中国チップがアジア市場に定着したことで、台湾チップの価格の下押し要因となっており、UBEの契約交渉も夏場以降から値下げ圧力が強まっている。

 こうした中、中国政府は12月にゼロコロナ政策を緩和。これが感染者の急増につながり、経済活動の混乱に拍車をかけた。中国のCPLスポット市況が急落したため、SINOPECは、12月(下旬決め)の契約価格を、75ドル安(900人民元安)の1360ドル(1万1700人民元)で決着している。こうした最悪期の交渉となったことで、UBEも2ヵ月連続での百ドル安を受け入れざるを得なかったようだ。

 ベンゼンとのスプレッドも大幅に悪化した。1月のベンゼンACPが高騰したため、スプレッドは155ドル縮小の685ドルとなり、2020年9月以来、2年4ヵ月ぶりに700ドル台を割り込んでいる。副生される硫安の市況回復が遅れていることもあり、UBEにとって事業採算が大幅に悪化している状況だ。

 一方、感染拡大がひと段落したことで、年明けから中国経済回復への期待が高まっている。CPLのスポット市況も反転し、春節休暇(1月21~27日)直前まで上昇基調を継続。これを受けて、SINOPECは1月の公示価格を前月から580人民元高の1万2280人民元で発表。人民元高を踏まえるとドルベースでは10月の水準を上回っており、市場の空気が一変したと言える。

 中国のナイロンチェーン稼働率(1月3週目までの平均)を見ると、CPLは79%稼働と前月比7ポイントも上昇した。定修明けの複数メーカーが稼働を再開したことが背景にある。チップは汎用グレードが持ち直したことで66%と2ポイント上昇。ヤーン(糸)は、春節休暇を控え紡糸工場が早めに工場を止める傾向にあるため、50%と10ポイント以上も低下した。CPLが高稼働でも市況が上昇していることから、春節休暇明けの需要増を見据えた需要家の買いが入っているようだ。

 UBEは2月の契約について、ベンゼン市況の上昇を吸収できる200ドル高以上の値上げで決着したい意向。春節休暇明けに中国市況が強含めば、契約交渉がスムーズに進むと見られる。ただ、欧米の景気減速が懸念材料。アジア地域からナイロン製品の輸出が頭打ちになれば、在庫が積み上がる可能性もあり、この先の市場動向が注目される。

 なお、UBEは3工場で稼働調整に取り組む。宇部工場は硫安の輸出を抑えるため90%程度に稼働を落としている。海外工場についても事業環境の改善が見られないことから、タイ工場は80%稼働、スペイン工場は70%の低稼働が続いている。

UBE 米国に統括会社を設置、化学事業関連会社を再編

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2023年1月19日

 UBEは18日、米国における化学事業の拡大を見据え、新たに統括会社「UBEコーポレーション アメリカ」を設立し、米国内の化学事業関連会社を再編したと発表した。

 同社は

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UBE 製品別GHG排出量、データ提供を開始

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2023年1月17日

 UBEは16日、NTTデータと共同で、製品別のGHG排出量を算定するシステムを構築したと発表した。同日より順次、同システムで算定した製品別のGHG排出量のデータを顧客へ提供を開始する。

 UBEは、

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