可塑剤工業会は11日、都内で新年賀詞交歓会を開催し、関係者約80人が参加した。
鮫島政昭会長(新日本理化 執行役員 可塑剤事業部長)は、冒頭のあいさつで昨年の実績に触れ、「2018年1~11月の統計では、フタレートについては19万4000tとなった。前年同期比では95%と減少はしたが、輸入品の通関統計の数量を合わせると、ほぼ前年並みになることが予測される」とし、DOPからDINPへのシフトは去年よりも増加しているものの、フタレート系可塑剤の需要としてはほぼ横バイであるとした。
アジペートについては、「1万5000tと前年同期比では98%だが、出荷が大幅に増加した前年の数字を考慮すれば、数量的には非常にいい数字だと思われる」との見解を語った。
また今年の展望については、