昭和電工は21日、3.5インチハードディスク(HD)が、業界最大の記録容量である16TBハードディスクドライブ(HDD)に採用されたと発表した。
同製品は、東芝デバイス&ストレージのCMR方式(従来型磁気記録方式)で業界最大記録容量である16TBを実現したニアライン向けHDD「MG08」に採用されたもので、同社が世界に先駆けて2005年に生産・販売を開始した垂直磁気記録方式の3.5インチHDは第9世代となる製品。
クラウドサービスの普及や動画コンテンツの増加などにより、データを保管するデータセンターではより大容量のHDDが求められている。同社は、HDDの記録容量を左右するキーパーツであるメディアで、これまで世界最高クラスの製品をいち早く市場に投入してきた。
同社は世界最大のメディア専業メーカーとして、今後も〝ベスト・イン・クラス〟をモットーに、HDDの高容量化に貢献していく。