ソンウォン リサイクル材50%使用の包材を独社と開発

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2019年1月28日

 韓国の添加剤・特殊化学製品メーカーのソンウォンはこのほど、再生ポリエチレン(PE)を使用した持続可能な包装材ソリューションで、ドイツのRPC bpi nordfolien社と業務提携し協業を始めたと発表した。

 両社は印字された業務用の使用済み袋など廃棄物由来のリサイクル材を50%使用し、20kg容量の製品包装用PE袋を共同開発している。インキを取り除くために必要な溶剤もすべて、クローズドループプロセスで継続的にリサイクルする。nordfolien社は、RPCグループ傘下の企業。

 RPCグループは英国に本社を構え、34カ国190以上の拠点で事業を展開する、プラスチック包装および包装以外の用途でのプラスチックを扱う欧州最大のサプライヤーの1つである。

 その中で、nordfolien社は、最高品質の革新的な業務用・消費者向け包装材を専門とし、同社の包装ソリューションはほぼすべての業種や分野の用途を網羅する。最高品質、最高のサービス、そして圧倒的な信頼性がRPCグループ成功の基盤となっている。

 ソンウォンのマウリツィオ・ブッティCEOは「nordfolien社との提携は、ソンウォンのビジョン『地球そして人間の利益に即し、当社のすべての利害関係者のために健全かつ持続可能な成長を続けること』を実現するための革新的なパートナーとの出会いだった」とコメント。同社は持続可能性の追求を重視しており、国連が設定した17の持続可能な開発目標 (SDGs) に沿って、同社の責務としてより持続可能なソリューションを新たに生み出すことに取り組んでいる。

 ソンウォンは今後も、資源保護への取り組みを継続しつつ、プロセスを最適化することに加え、業界を牽引する他の企業と連携して各社の強みを集約し、新たな機会を創り出すことに注力していく。