JSRの4-12月期 営業利益は2%増の379億円

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2019年1月29日

 JSRは28日、2019年3月期第3四半期の連結業績(国際会計基準:IFRS)を発表した。

 同日開催された電話会議で、宮崎秀樹取締役常務執行役員は「エラストマー事業は減益となったが、他のセグメントは大幅増益となった。ライフサイエンス事業は黒字化を達成している」と総括した。

 売上収益は前年同期比20%増の3765億円、営業利益2%増の379億円、税引前利益は前年並みの387億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は前年水準をやや上回る277億円となった。

 4-12月期業績をセグメント別で見ると、エラストマー事業部門は売上収益5%増の1518億円、営業利益44%減の74億円。売上収益は前年同期を上回ったものの、営業利益は原料価格上昇によるスプレッドの縮小により、前年水準を大きく下回った。S-SBRは、第3四半期累計では前期比13%増となり、市場成長率(6~8%)を上回った。

 ハンガリー工場の立ち上がりについて宮崎常務は「当初予定より遅れており、

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