東ソー VOC対策に有効な捕捉剤「AC454」を開発

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2019年3月7日

 東ソーは6日、自動車や住宅のVOC(揮発性有機化合物)対策に有効な捕捉剤「開発名:AC454」を開発したと発表した。

 近年、自動車内や住宅室内のVOC排出濃度等の規制が強化され、高性能なVOC捕捉剤のニーズが高まっている。しかしながら、従来のVOC捕捉剤は、ウレタンフォームなどから発生するアセトアルデヒドやアミン類の捕捉能が低い課題があった。

 同社が開発した「AC454」は、アセトアルデヒドやアミン類に対して、高い捕捉能を持ち、ウレタンフォームなどの部材に吹き付けることにより、部材から発生するアルデヒド類やアミン類を大幅に低減させる。さらに、同製品で処理した部材は、空間環境中のアルデヒド類やアミン類を捕捉する効果もあることが実証されている。

 特長としては、①高い捕捉能:空間中のアルデヒド類やアミン類を効率的に捕捉除去(濃度指針値対応可能)②高い安全性:開発品およびアルデヒド捕捉物は、急性毒性が低く、皮膚刺激性や変異原性および臭気がなく、安全性に優れた薬剤、の2つがある。用途としては、自動車内装材、建材、接着剤などが想定されている。

 なお、東京ビッグサイトで開催される「2019NEW環境展」(3月12~15日)において、同製品を含む同社の環境対応薬剤を出展する予定。