宇部興産はこのほど、経営理念と経営方針を刷新した。同社は、山口県宇部市の炭鉱事業を行う匿名組合をルーツとして、120年の歴史を刻む企業。創業者の渡辺祐策が唱えた地域社会との「共存同栄」、そしていずれ掘りつくしてしまう石炭に依存するのではなく、無限に続く価値を生み出す事業へと踏み出す「有限の鉱業から無限の工業へ」という2つの創業精神を受け継ぎ、時代の変化に対応しながら業容を拡大してきた。
今後ますます多様化・複雑化するニーズに応え、社会に新たな価値を提供し続ける同社の企業経営の根幹となる理念・方針を改めて明示し、すべてのステークホルダーと共有するため、今回、経営理念と経営方針を刷新した。
なお、経営理念は「技術の探求と革新の心で、未来につながる価値を創出し、社会の発展に貢献します」。経営方針は①「倫理」高い倫理観を保ち、法令および社会規範を遵守します②「安全と安心」地球環境保全に努め、安全・安心なものづくりを行います③「品質」お客様と社会の信頼に応える品質をお届けします④「人」個性と多様性を尊重し、健康で働きやすい職場をつくりますとなっている。
またこれに伴い、同社やグループ会社の構成員すべてのあり方を示す行動基準・道しるべとして制定している「私達の行動指針」を改訂している。