東ソーは22日、臭素と臭化水素酸を6月1日納入分から、現行価格に対し20%値上げすると発表した。
昨今の臭素と臭化水素酸の需要は、アジア地域を中心に堅調に推移する一方、中国では供給不足が顕著となり、需給バランスは非常にタイトな状況が継続している。
このような環境下、国内最大の臭素メーカーである同社は、コスト削減・省力化・物流の効率化など、あらゆる施策を実施し、競争力ある製品の供給に努めてきた。
しかし、限られた在庫レベルの中、今後とも日本国内での安定供給を継続するためにも、今回の価格改定実施を決定した。