クラレ 「カフェ・喫茶ショー」にバイオ由来バリア材などを出展

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2019年6月28日

 クラレは7月3~5日にパシフィコ横浜で開催される「第7回カフェ・喫茶ショー」に出展する。クラレとクラレトレーディング、クラレクラフレックスが「カフェ・喫茶」に関わる製品を紹介する。

 出展製品は、バイオマス由来のバリア材「プランティック」とガスバリア性樹脂「エバール」、スライド式スティックジッパー「エニーロック」、「クラフレックス」カウンタークロス。

 「プランティック」は、バイオマス由来の生分解性ガスバリア素材。優れたガスバリア性による食品の品質保持や賞味期限の延長、カーボンニュートラルにより CO2削減に貢献する。他のバイオマスや生分解性素材との組み合わせによる環境性能の高い包装の設計も可能だ。 食品の香りや匂いを保持できることから、コーヒー豆を保存する環境対応コーヒーパウチとして採用が進んでいる。

 「エバール」はプラスチックの中で最高レベルのガスバリア性(気体遮断性)を持つ EVOH(エチレンビニルアルコール)樹脂。 コーヒーカプセルや穀物保存袋などに使われている。ガスバリア性を活かした穀物保存袋は、酸素の侵入を抑えることで、微生物や害虫などが生存できない環境を作り、穀物や種の品質保持に貢献する。

 「エニーロック」は開封した袋に差し込むだけで、美味しさも臭いも逃さずに簡単に密封できるスライド式スティックジッパー。プラスチックの中で最高の気体遮断性をもつ「エバール」を使用した袋と併用すれば、高い密封状態を作り出すことができる。

 「クラフレックス」カウンタークロスは、汚れ落ちの良さと速乾性により、雑菌が繁殖しにくいことが特長のレーヨン製不織布衛生布巾。食品業界における品質管理方法の1つとして広く認知されている HACCP(ハサップ)の製品認証を、日本国内で生産する不織布衛生布巾として初めて取得した。