C&Fジャパン・スポットナフサ価格は、6月に入り軟化傾向にあったが、中東情勢の緊迫化による原油高を背景に今月21日には500ドル/t台を回復。その後、500ドル/t超で推移している。3万7000円台まで下落していた国産ナフサ価格も、為替が円高に振れているにもかかわらず、足元では一段高の4万2000円超となっている状況だ。
ナフサ価格が上昇した要因として、中東リスクの高まりによる原油価格の高騰に連動したことが挙げられる。米国とイランの対立が激化する中、ホルムズ海峡でタンカーが攻撃を受けたことで供給不安が拡大し、WTIはわずか1日で