国際化学オリンピック 日本の高校生が金・銀メダルを獲得

2019年8月19日

 文部科学省はこのほど、パリで開催された「第51回国際化学オリンピック」に参加した4人の高校生が、金メダルと銀メダルを獲得したと発表した。金メダルを受賞したのは、末松万宙さん(栄光学園高校2年)と西野拓巳さん(東大寺学園高校3年)、銀メダルは大渕将寛さん(横浜市立南高校3年)と平嶋瞭一さん(灘高校3年)。

 今回は80カ国・地域から309人が参加し、7月21~30日に開催された。生徒の派遣は、「夢・化学‐21」委員会と日本化学会の主催、科学技術振興機構と高等学校文化連盟全国自然科学専門部の共催、文科省と経済産業省の後援により実施された。

 日本は2003年から参加し、毎年4人の生徒を派遣しており、今年は17回目の参加となる。昨年のスロバキア・チェコ大会には76カ国・地域から300人が参加し、日本の成績は金メダル1人、銀メダル2人、銅メダル1人だった。

 なお、再来年の「第53回国際化学オリンピック」は日本で開催され、試験やセレモニーを近畿大学で行う予定となっている。